買取実績
  • 2019.01.07 
    着物・古布
    出張買取

    古布の買取り・明治期黄八丈/三鷹市・三鷹駅

    • 買取エリア

      三鷹市

    • 買取参考価格
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こんにちは、「杉並区で骨董品古布はぎれアンティーク着物販売/骨董品古布はぎれアンティーク着物買取り 呂芸」です。

本日は東京都三鷹市に古布の出張査定・出張買取りに行って参りました。

 

ご依頼くださいましたお客様宅のご遺品整理を兼ねまして古布やお着物、茶道具、そして骨董品などの査定と買取りをさせていただきました。

その中に明治期の黄八丈がございましたので紹介させていただきます(なお紹介はご依頼者様の了解を得てからのみさせていただいております)。

 

黄八丈と聞きますと、まず思い起こすのは黄色地に縞模様や格子模様のお着物ではないでしょうか。

黄八丈は東京都八丈島で古くから織られている絹織物で1977年には国の伝統的工芸品に指定され、その後1984年には染色家の故・山下め由氏が1986年のはその子の故・山下八百子氏がともに東京都無形文化財に指定され現在も八丈島の染織元「山下めゆ工房」で当代・山下芙美子氏により「本場黄八丈」は製作されており、大変人気がございます。

黄八丈は紬ですので訪問着としてよりもとして街着・普段着のオシャレとして楽しまれている方が多いかと思います。

 

 

そんな黄八丈ですが、江戸時代では徳川将軍家への献上品であり格式の高い布地として知られておりました。

八丈嶋とも呼ばれたその紬は徳川家専用の紬として二代将軍徳川秀忠は加賀藩(現在の石川県と富山県一部)の前田家に「八丈嶋三百反」を贈ったとされています。八丈の紬は徳川家を象徴する紬という政治的意味合いが強まります。

八丈島で織られてきた絹織物の色彩としては黄色・鳶(樺)・黒の三色が江戸時代当初より代表的なものとして挙げられ、「黄八丈」「鳶八丈」「黒八丈」とそれぞれ呼ばれております。鳶とは茶色系の色です。

この呼び名の中でも「黄八丈」がとりわけ有名になり、その名称は黄色を主な色目とした黄八丈をはじめ、八丈島全ての絹織物の代名詞として通用することとなります。

 

 

八丈嶋の起源はいまだ定まってはおりませんが、平安時代には八丈島では既に絹織が始まっていたのではないかとされており、八丈島付近に流れ着いた唐の船舶から唐織の技術が伝わったという説や、琉球奄美から伝来した説など諸説あるようです。鎌倉時代の北条家に「黄紬」という名で献上され、その後も小田原北条家が甲斐の武田家との同盟において八丈嶋を贈るなど、高品質な絹織物として古くから知られていたことがわかります。

 

 

そもそも八丈島の「八丈」とは一1疋(ひき)つまり2反の大きさを8丈・24m(1丈は約3m)に織りあげた絹織物の総称であり、江戸時代の国学者・本居宣長によれば「神鳳抄という書物に、諸国の御厨(神社の領地)により大神宮に奉る物の中に、八丈絹幾疋という表現が多く見える。従ってこの絹はどこの国からも産出したのである。伊豆の沖にある八丈が島というところも、昔この絹を織り出したので島の名前にもなったに違いない」と記しており、島の特産物であった布帛がそのまま島の名前になったと言われております。

 

八丈嶋は基本的に紬糸なのですが「合糸織」の誕生がその質と名声を更に昇華させることとなります。緯糸にはそれまで通りの紬糸、そして経糸に精練された絹糸を用いることにより絹鳴りと絹艶が出るという、それまでとは全く異なる最高品質の高級絹織物となり、江戸時代においてはこの合糸織の八丈織が、東日本の絹織物の中で唯一、西陣織と同等の格付けをされることとなったのです。

 

この後、時代も進むにつれ八丈嶋は献上とともに産業化し市場へ参入していきます。そうなりますと出てくるのは「ニセ八丈」。八丈島ではなく主に上州桐生方面で織られた八丈織で、当初は鳶「トビ」にはなれぬ「ひよこ嶋」とバカにされていたのですが江戸町人の八丈嶋に対する需要はすさまじかったため、ニセ八丈は衰えず逆に八王子・青梅産の八丈も出てくるなど、ある意味市場経済の典型のような形で質を向上させていきました。

そういった流れには逆らえず、本八丈嶋の質は価格の低下と比例し低くなり、更に価格競争が激化し、元々が将軍への献上品であった黄八丈は江戸町民の文化となりました。

 

明治になると養蚕業が殖産興業として推されたことから糸の質が変わってしまったことに加え、それまでの草木染ではなく化学染料による染色が奨励されたため事業としては衰退していきます。

その時にも技法を変えず守り続けたのが山下惣右ヱ門という人物であり、その孫にあたるのが故・山下め由氏になります。

 

 

今回拝見させていただきました黄八丈は糸に時代があり、明治期の絹織物に近いと判断しました。

ご依頼者様に由来を伺いますと三鷹市で代々ご商売をされていたご家系のようで、その時にお買い求めになられたのかもしれません。お茶道具も何点かございましたが、その仕覆の裂は間道が多うございましたので持ち主様は縞に思い入れのある方だったのかもしれませんね。

 

この度は大変貴重な古布をお譲り下さりありがとうございました。

 

「骨董品古布はぎれアンティーク着物販売/骨董品古布はぎれアンティーク着物買取り 呂芸」では古布、黄八丈、山下めゆ作・山下八百子作本場黄八丈、秋田八丈、茶道具、仕覆、民芸品、そして骨董品の買取りを強化しております。

 

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