買取実績
  • 2016.08.17 
    民芸品
    出張買取

    石川県小松市で民芸品の買取り(木彫りの熊・アイヌ民芸・農民美術)

    • 買取エリア

      石川県小松市

    • 買取参考価格
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こんにちは、石川県小松市にて民芸品高額買取り「骨董品古布はぎれアンティーク着物販売/骨董品古布はぎれアンティーク着物買取りの呂芸」です。

本日は石川県小松市に民芸品の出張査定・出張買取りに行って参りました。

 

石川県小松市は建設機器メーカーKOMATSU(小松製作所)の企業城下町としても有名ですが、加賀藩二代藩主前田利常の隠居地・小松城の城下町としても知られる歴史ある古都のひとつです。

前田利常は御細工所と呼ばれる文化・工芸の拠点と設立し加賀藩の産業や伝統工芸を奨励し、九谷焼や加賀絹の産地として大いに栄えました。

 

今回のご依頼者様は先代からご実家を引き継がれ、遺品の整理という形で出張査定・出張買取りにご相談下さりました。査定と買取りをさせて頂いた民芸品やお着物、骨董品の中からご紹介したいものが

このアイヌ民芸品になります。

 

アイヌ人形と呼ばれる木彫り人形でその中でも「ニポポ」が有名です。

ニポポはアイヌ語で「小さな木の子供」「人形」という意味がありひとつの台座に夫婦と思われる男女一対の人形を並べたものが多く見られます。ニポポはこけしに近い形状でもあることから、戦後のこけしブームと民芸ブーム、そして北海道観光ブームの追い風に乗り観光土産として大変人気がありました。

網走刑務所では受刑者がニポポを制作していたことでも知られています。ニポポは狩猟の際に祈願すると必ず猟が成功するという信仰がありますが、網走刑務所でのニポポ作りには「一日でも早く出所したい」という願いを込めて彫られたとされています。そのため現在でもニポポは幸運を呼ぶ人形として人気があります。

 

今回拝見したアイヌ人形はニポポとはまた違った木彫の人形で、木端人形とも言われるジャンルのものです。大正時代に起きた北海道での農民美術運動を起源とする木彫人形文化でアイヌ人形や木彫りの熊が有名です。

 

北海道の農民美術運動は北海道で農場経営をしていた尾張徳川藩の当主徳川義親が提唱した地場産業になります。大正10年(1921年)義親がスイス旅行に行った際、土産品として売られていたのが木彫りの熊でした。農場で働く農民たちが冬場の仕事がない時期の副収入として考えた義親はスイスで木彫りの熊を購入し、北海道八雲町に持ち込みます。スイスの木彫りの熊を参考に大正13年(1924年)八雲町の伊藤政雄が北海道での木彫り熊第1号「這い熊」を完成させました。

伊藤の作った木彫り熊は各地の品評会で入賞し、昭和2年(1927年)には北海道奥羽六県連合副業共進会にて1等賞を受賞し全国的に八雲の木彫り熊を有名になります。

 

今でも北海道土産として定番の木彫りの熊ですがよく見る「鮭をくわえた木彫り熊」はいつ・どこで生まれたのか未だに詳細が分かっておりません。言えることは「八雲の木彫り熊は鮭をくわえていない」ものが圧倒的に多いです。

スイスの木彫り熊の特徴が「口の中が赤い」ことにあります。そして「目がガラス玉」です。当時の八雲の木彫り熊はガラス玉ではなく釘を打ってガラス玉のかわりにしていました。

 

 

今回台座にちょこんと置かれた、サイズにして3㎝くらいの可愛らしい木彫りの熊ですが口の中は赤く、目にもがガラス玉が用いられ、その大きさに反比例する細かい気遣いがされているのがわかります。

 

 

 

木彫りの熊の産地で八雲町と並び有名なのが旭川です。旭川の木彫り熊は昭和元年(1926年)アイヌ民族の松井梅太郎によって彫り始めたと言われています。

アイヌの人々にとって熊は山に住む神「キムンカムイ」でありカムイと呼ばれる神の中でも最高位に位置するカムイです。そのためアイヌ民族にとって熊を彫刻すること、生き物の形を作ることはタブー視されていたと言われていますが早い段階で木彫が観光土産として販路が開かれていた旭川では他の地域よりも慣習にとらわれない新たな発想を切り開いていく風土が強かったと考えられております。

松井梅太郎の作る木彫り熊はすぐにコタン(アイヌ語で集落を意味する言葉)で話題となり、アイヌの人々が持つ熊への畏敬の念と当時有名だった八雲の木彫り熊の影響から昭和初期には多くの観光客が訪れるようになります。

 

八雲町と旭川の木彫りの熊は前者は農民美術、後者はアイヌ民族の熊に対する畏敬の念とアイヌ伝統の木彫の融合と両者が違った形で派生した北海道の誇る木彫文化といっても過言ではありません。

 

今回のアイヌ人形は麻で織られたアイヌの民族衣装を着ていることも見どころのひとつです。これはおそらくアイヌ民族の伝統衣装「アットゥシ」を再現したものと思われます。

アットゥシはオヒョウなどのニレ科の樹木の表皮から靭皮繊維を採取し織られるアイヌ民族の民族衣装です。

表面にはアイヌ文様が染色され見ごたえがありますね。

 

お話をお伺いするとご依頼者のご両親は旅行が好きで色々なところへ行かれては郷土人形と呼ばれるお土産をお買い求めになられていたそうです。このほかにも伝統こけしや山形の一刀彫「お鷹ポッポ」などがあり、様々なところに行かれたことをうかがい知ることができました。

郷土人形は蒐集されるには手ごろなお値段ですので愛好家が大勢います。またどの郷土人形も素朴で温かみがあり、雰囲気がよいですよね。

 

この度は優しい表情のアイヌ人形と木彫りの熊をお譲り下さりありがとうございました。

 

 

「骨董品古布はぎれアンティーク着物販売/骨董品古布はぎれアンティーク着物買取り  呂芸」ではアイヌ民芸、木彫りの熊や郷土人形などの民芸品やお着物、骨董品の買取りを強化しております。

飾らなくなってしまった木彫りの熊はございませんでしょうか。ご自宅の整理、蔵の整理も承ります。

もし気になる郷土人形がございましたら是非呂芸にご相談下さいませ。

LINEなどweb査定もしておりますのでご遠慮なくお問い合わせくださいませ。

 

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