呂芸ブログ
古布・骨董コラム
能面・能装束
2020.03.20

【能面高額査定】能面(のうめん)の処分・買取のポイント

 

 

能面を売りたい方へ
 
能面とは能楽や神楽で用いられる日本伝統の仮面になります。古代日本で演じられた伎楽面や舞楽の面の影響を受けていると考えられております。
能面は能をされる方はもちろん、部屋を飾るインテリアとして壁などに飾る方も少なくありません。
また時代のある能面や銘の入った能面、著名な面打ち師の手による能面は美術品、古美術品として高い評価をされ高額買取に繋がるケースも見られます。
 
ただ能面はあまり一般の方には馴染みがないのも事実です。ご自宅に能面があるが価値が分からない、というお客様の声をよく耳にします。そこで今回は能面のご売却・処分についてまとめていきたいと思います。
お持ちの能面を売りたいという方のお役に立てたら幸いです。
  
 
能面の種類
 
能面の種類は翁(おきな)、尉(じょう)、鬼神、男、女の五種類に大別されます。
木製のものが多く、檜などの木を彫り彩色して制作されますが神楽などで用いられる能面には和紙を用いた張子の面も存在します。
能面の特徴は女、少年、青年の一部をのぞいてそのほとんどが白塗りの厚化粧に引眉で、お歯黒をつけており、これら特徴はいずれも能が成立した時代の室町時代の風俗を反映したものだと言われています。
 
次は能面の詳細をご案内いたします。
①翁面・白式尉(はくしきじょう)・黒式尉(くろしきじょう)
白い翁面と黒い翁面のことを指します。
「白式尉」は顎が上顎・下顎離れ「ぼうぼう眉」と呼ばれる眉毛を持つ、長寿を称える円満福徳の相とされ、「黒式尉」は日に焼けた黒い肌で農作業に従事した肉体な健康を表す好々爺を想起させる面とされております。
 
②尉面・小尉・邯鄲男・皺尉・悪尉
尉は老人の意を表す文字であり、尉の文字がつく面は老人の面と言って差し支えないでしょう。
その中で小尉は元々「小牛尉」と呼ばれておりましたが段々と省略化され「小尉」となりました。
高砂の面と言えばイメージしやすいかもしれません。尤も小尉は品がよく、心霊的な力を持った翁、神体を表すのに用いられる面となります。
 
③鬼神面・怪士・黒髭・大飛出・小飛出・大癋見・小癋見・獅子口・顰・痩男・蛙・天神など
鬼神面は邪悪・悪霊・穢れ・邪心を追い払う怒りの表情をしている面になります。
「怪士」は男性の亡霊を表す面です。船弁慶では源義経に襲い掛かる怨霊・戦死した平知盛を表現する面として用いられております。
 
④女面・若い女性・中年女性・老女・鬼女 
女性面は正面からは喜怒哀楽の表情がはっきりしませんが上下左右からの見方でそれらを表現します。
若い女性面の代表格・「小面」は女面の原点とされております。肉付が最も豊かで切れ長の目が特徴的です。「小」の字は若い・美しい・可憐という意味があり幼さと愛らしさが表現された面です。
 
中年女性面は若い女性面とは異なり人生経験を経た女性の深みのある顔に作られています。幼さは消え、どこか慈悲深さを感じさせる眼差し、肉付は落ち、若い女性面とは違い頬がこけております。
 
「般若」や「真蛇」面は女性の嫉妬を表現する面になります。般若が行きつく先が蛇、聞く耳を持たぬほど怒り狂ったためか耳がありません。道成寺で用いられます。
 
⑤男面・少年・青年・盲目の少年・半僧半俗・武人
少年面にはいくつか種類があり「十六」や「喝食」は人間の美少年、「猩猩」は酒を飲み戯れている妖精を表現します。
「童子」は身の丈ほどもある長い黒頭を付けた出で立ちで現れ霊的な存在として表現されます。
 
「中将」は貴族や平家の公達の霊に用いられる面になります。モデルが在原業平とされていることから業平の別称である「在五中将」がこの名の由来と云われております。
 
高額買取になる能面
 
①室町時代・桃山時代・江戸時代などの時代のある古い能面
 
②面打ち師による作家もの
長澤氏春・長澤浄春・長澤宗春・長澤草春・出目満茂・小倉宗衛・堀安右衛門・羽生光長などの著名な面打ち師による作品は特に高額査定になる可能性がございます。
能面には流派が存在し、来歴で価値が変わってまいります。
能面の裏側に印刻や焼き印が入れられていることがあり、能面査定の判断基準のひとつとなります。もしご売却を検討されている能面がございましたら是非その有無をご確認下さい。
 
③共箱・時代のある箱に収められており、由来や来歴などが箱書き・書付されているもの
能面の中には銘のないものもございます。そういった面でも実は作家ものだったということが多々あります。その際参考になるのが共箱や来歴を記した栞や書状になります。共箱とは作家本人が自分の作品であることを証明するために仕立てた箱となります。
もちろん中が入れ替わっていることもありますので面の出来、作行きによる判断が大きいのですが査定ポイントのひとつとしては重要です。
 
逆に買取が難しいと思われる能面が盗品の可能性があるもの、激しく破損しておりコンディションが著しく悪いもの、お土産などの大量生産品となります。
能面は基本的に木彫りの面になりますので経年により塗装の剥げや割れなどが見受けられます。傷みの多い能面は査定ポイントとしましてはマイナス評価とならざるを得ませんが、著名な面打ち師による面でしたら多少の傷みでも十分に高額買取の可能性がございます。
 
 
能面の買取相場
 
能面の買取相場は制作された年代や面打ち師により大きく異なるため一概にいくらと申し上げにくいため一部面打ち師による相場価格をご紹介したいと思います。 
 
長澤氏春40万円~数万円
長澤浄春30万円~数万円
長澤草春30万円~数万円
堀安右衛門40万円~数万円
羽生光長20万円~数万円
 
※査定価格は日々変動し固定された金額ではございません。
  
能面の買取価格は能面に関する知識も必要となりますので買取業者の査定力や鑑定力が大きく左右します。
査定依頼の際は能面を買取している買取店であることが重要です、その中からお客様に合った買取店、鑑定力のある買取業者をご選定いただくことが肝要かと思われます。
 
 
【まとめ】能面(のうめん)の処分・買取のポイント
 
能面には多くの種類があり、買取価格や査定額も時代性、作家性で大変上下する専門的な分野になります。
能面の買取には面打ち師の作品であるかどうか共箱や銘の確認や来歴・由来の確認など抑えておくべきポイントがあり、そのことを把握していることが能面の高値買取に繋がる可能性がございます。 
  
能面買取業者の取捨選択も重要です。能面などを実際に扱っている業者であるか、知識と鑑定力がある買取店であるかどうかの確認をお薦め致します。場合によっては何店舗か見積もり査定をしてもらうのもよいでしょう。
 
 
 
弊社・呂芸は古布・骨董を中心に販売と買取をさせていただいております。
能面や能装束・能衣装、能道具は古来より服飾文化と大変親和性の高い分野となり、弊社の最も得意とする分野となります。
もしご売却を検討されております能面・能道具・能装束・能衣装がございましたら是非私たち呂芸にお問い合わせ下さい。
出張査定・鑑定はもちろん画像を添付するだけのLINEなどweb簡易査定も無料にて行っておりますので是非ご活用ください。
 
  
 
 

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