江戸期刺繍
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古銭とは、すでに流通を終えた歴史ある貨幣の総称であり、日本国内では和同開珎や寛永通宝、大判・小判、旧紙幣、記念硬貨など、さまざまな種類が存在いたします。それらは単なる「古いお金」ではなく、時代の背景や鋳造技術、芸術性を反映した文化遺産でもあります。中にはコレクターから高い人気を誇る希少な銭種もあり、意外な高値での買取が実現するケースも少なくありません。
当店では、古銭の買取において豊富な知識と経験をもつ鑑定士が在籍し、お品物1点1点を丁寧に拝見いたします。穴銭、渡来銭、江戸時代の金銀貨、明治期の竜銀、記念硬貨に至るまで幅広く対応しており、専門店ならではの適正かつ誠実な査定を心がけております。
ご自宅に長年眠っている古銭コレクションや、相続・遺品整理で見つかった古紙幣、蔵の中から出てきた銭箱など、「価値がわからない」「本物かどうか不安」というお品物でも問題ございません。真贋の判定から市場での相場評価まで、すべて無料にて対応させていただきます。
また、当店では全国対応の宅配買取や出張買取にも力を入れており、お忙しいお客様や遠方の方にも安心してご利用いただける体制を整えております。もちろん、査定のみのご相談や、お手持ちの古銭の保存方法・売却時期などに関するアドバイスも随時承っております。
「これは古銭かどうか分からない」といったお悩みでも大歓迎です。価値あるお品物を正しく評価し、次の世代へ受け継ぐお手伝いをいたします。どうぞお気軽に、古銭買取のご相談をお寄せくださいませ。
Antique bronze Chinese coins of close-up
目次
「古銭」とは、すでに通貨としての役割を終えた歴史的な貨幣を指し、日本をはじめ中国やヨーロッパなど、世界各国において発行・流通してきた貨幣が含まれます。古銭は単なる貨幣以上の存在であり、その時代の政治、経済、文化、技術、そして美術を映す貴重な歴史資料でもあります。
本稿では、日本の古銭の歴史を中心に、主要な時代ごとの特徴を詳述しつつ、中国や西洋の古銭との関係性や、現代における古銭収集の意義についても触れてまいります。
人類が貨幣を使用し始めたのは、およそ紀元前3000年頃の古代メソポタミアにおいてであるとされます。初期の貨幣は、物々交換を効率化するために使用された貝殻や家畜、金銀といった実物資産でした。これが次第に金属貨幣へと発展し、世界各地で「通貨」の概念が形成されていきました。
古銭とは、一般に「すでに廃止され、現在は流通していない貨幣」を指します。形状としては、穴銭・鋳造貨・打刻貨・紙幣など様々あり、歴史的価値や稀少性、美術性を持つものが多く、収集対象としても高い人気を誇ります。
日本最古の流通貨幣として知られるのが「和同開珎(わどうかいちん)」です。708年、武蔵国から和銅(自然銅)が献上されたことを契機に、元明天皇の時代に鋳造されました。
これにより、日本国内で国家が貨幣を鋳造・発行する制度が正式に始まります。「皇朝十二銭」と呼ばれる12種の貨幣が奈良時代から平安時代にかけて鋳造されましたが、貨幣制度の未熟さや偽銭の横行、物々交換への回帰などにより、貨幣経済は一時的に衰退いたします。
この時代、日本国内では貨幣の鋳造が一時的に停滞し、中国(宋・元・明)からの輸入銭が主に使われるようになります。これらの銭貨は「渡来銭(とらいせん)」と呼ばれ、日本各地で流通しました。
また、地方豪族や寺社が独自に鋳造した「私鋳銭(しちゅうせん)」も多く出回り、質の低下や贋銭の氾濫が深刻化していきました。
戦国時代後期から安土桃山時代にかけて、織田信長や豊臣秀吉によって貨幣制度の再編が試みられました。特に秀吉は、「天正大判・小判」の鋳造を始め、金銀貨の国家的鋳造制度を導入します。
これらは主に貢納用や高額取引に使用され、今日の「大判小判」として古銭収集界でも極めて人気の高い貨幣群です。
江戸幕府は、金・銀・銭(銅銭)の三種類の貨幣を使い分ける「三貨制度」を導入しました。
金貨:主に江戸(関東)で流通(小判、一分金など)
銀貨:主に大阪(関西)で流通(丁銀、豆板銀など)
銅銭:全国的に流通(寛永通宝など)
中でも「寛永通宝(かんえいつうほう)」は非常に長期間にわたり発行され、全国で最も普及した古銭です。表面には「寛永通寶」、裏面には鋳造地の文字や記号が刻まれており、収集家の間では鋳地ごとの分類が盛んに行われております。
明治政府は、1871年に「新貨条例」を発布し、円・銭・厘による十進法の近代通貨制度を導入しました。これにより「金本位制」が整備され、日本もようやく世界的な近代国家の仲間入りを果たしました。
この時代には、竜図一円銀貨(銀貨)や明治小判など、美術性に富んだ貨幣が多く発行されており、現在でも高額で取引される古銭の代表格となっております。
日本の古銭史において、中国との関係は極めて深いものがあります。特に渡来銭(宋銭、元銭、明銭)は、日本国内で鋳造能力が不足していた時代の流通を支えました。
中国古銭の多くは、「円形で中央に方孔のある銭(方孔銭)」であり、「開元通宝」「永楽通宝」など、文字銘から時代が特定できます。これらの銭は日本の古銭鋳造にも大きな影響を与え、「寛永通宝」などのデザインにもその面影を見ることができます。
西洋古銭の中で、日本と関わりが深いのは主に16世紀以降のスペインやポルトガルの貨幣です。**「カピタン・モール」**と呼ばれる銀貨などが、南蛮貿易を通じて日本に流入しました。
また、幕末から明治期にかけては、欧米諸国との交易において、西洋貨幣が日常流通するようになり、これが日本の貨幣制度の近代化にも影響を与えました。
現代において古銭が評価されるポイントは以下の通りです:
希少性(発行枚数や現存数)
状態(傷や摩耗の程度)
歴史的背景(時代や発行主)
美術性(デザインや文字の彫刻)
鋳造場所・特徴(鋳地銘など)
とくに、状態が良好で、かつ未流通の「未使用品(未使用銭)」は非常に高額で取引される傾向があります。
和同開珎・皇朝十二銭:最古の日本製古銭
寛永通宝・永楽通宝:鋳造地別に分類される代表的古銭
金貨・銀貨(大判・小判・一分銀など):高額古銭の代名詞
記念硬貨・試鋳貨:近代の限定品で希少性が高い
古銭は単なる古い貨幣ではなく、その背後には必ず「時代の物語」が存在します。政治体制の変化、戦乱と平和、民衆の生活、鋳造技術の進化など、数々の歴史的側面を語る貴重な資料として、今もなお人々を魅了し続けています。
古銭の歴史は、日本における国家の形成と発展、また国際的な交流の歴史とも深く結びついております。これらは単に貨幣としての役割を果たしてきただけでなく、美術工芸品、経済資料、歴史資料として多面的な価値を有しています。
現代においては、その文化的・歴史的背景を理解した上で古銭を鑑賞・収集することが、過去と現在を結ぶ重要な営みとなっております。ご自宅に眠る古銭の中にも、驚くべき価値を秘めたものがあるかもしれません。ぜひ一度、歴史の扉を開く気持ちで手に取ってみてはいかがでしょうか。
古銭は、かつて通貨として使われていた貨幣や紙幣のうち、現在はすでに流通していないものを指します。日本国内では、和同開珎から始まる鋳造銭や江戸時代の寛永通宝、大判・小判、明治期の近代貨幣、さらには記念硬貨や旧札などが代表的です。
古銭には、美術品や歴史資料としての側面もあり、単なる金属や紙としての価値を超える高額評価がなされることもございます。しかし、高く売るためにはいくつかの重要なポイントを理解し、正しい知識と適切な行動が求められます。
本稿では、古銭を高く売却するためのポイントを体系的にご紹介し、実際の査定や取引において有利に進めるための知識をお届けいたします。
古銭の価値は、一般的に以下の要素によって決定されます。
希少性(発行数・現存数)
状態(摩耗・欠損・変色・汚れなど)
真贋(本物かどうか)
人気の銭種・時代背景
付属品・出所・由緒
例えば、同じ寛永通宝でも鋳造された場所や時期によって価格が数倍異なる場合があり、細かな特徴や鑑定力が問われます。そのため、専門的な査定を受けることが極めて重要です。
古銭は、金や銀といった地金相場の影響を受けることもありますが、収集家市場の人気によって価格が上下する場合もあります。古銭の人気はトレンドがあるため、売却時期を見極めることも重要な要素となります。
例:
オリンピックや元号改正の年は記念硬貨の需要が高まる
金相場高騰時は金貨類が高値になる傾向
事前に数社の買取価格や口コミ、相場情報をチェックし、冷静な判断を行いましょう。
状態が良いもの(摩耗の少ない品)は評価が高くなります
鋳地(鋳造された場所)や書体の違いによって価格が大きく異なることがあります
同じ「寛永通宝」でも、裏面に「文」「寶」「長」などの異なる刻印があり、それぞれ別個に評価されます
特に、希少な鋳地や初期の鋳造品は数万円以上の値がつくこともございます。逆に、摩耗の激しいものや表面が腐食している品は数十円〜数百円程度にとどまることもあります。
状態と重量が命です。磨いたり削ったりせず、現状保存が最優先
江戸期の大判・小判は真正品であれば非常に高額。真贋判定が重要になります
明治期の「竜図銀貨」はコレクター人気が高く、状態によっては1枚数万円以上での取引もあります
※偽物も多く出回っておりますので、専門家の鑑定を必ず受けてください。
「昭和天皇御在位60年記念金貨」や「長野五輪記念硬貨」などは金相場や希少性に左右されます
未使用・ミントセット入りの状態が理想的
額面以上の価値があるものも多数存在しますが、銀行に持ち込むと額面でしか換金できません
※記念硬貨は見た目が綺麗でも、市場価値がないものもあるため、正確な査定が必要です。
シワや破れのない保存状態が高評価につながります
旧一円券や兌換券など、明治・大正時代のものは希少性が高い
「未使用・連番・帯付き」は特に高く評価されます
なお、軍票や地方の藩札、占領期の紙幣などはマニアが存在するため、保存状態と種類次第で高額になるケースもあります。
汚れを落とすために磨く・洗う行為
→ 古銭は「経年の風合い」が重視されるため、過剰な清掃は逆効果です。
分けてしまう・捨ててしまう
→ 一見価値のなさそうな古銭の中にも希少なものが含まれていることがあります。必ず専門家にまとめて見せるようにしましょう。
乾燥した状態で箱やチャック袋に保管
直射日光や高温多湿を避ける
状態維持のためにも、触る際は手袋を推奨
また、分類ラベルや由来が分かる記録があれば、査定の際に評価が上がることもございます。
その場で現金化できるのが魅力
専門鑑定士と直接対面して相談可能
一方で相場より安く提示されることもあるため注意が必要
大量の古銭がある場合や重い金貨・銀貨などがある場合に便利
移動の手間がかからず、高齢者にもおすすめ
信頼できる業者かどうか、口コミや実績を必ず確認しましょう
全国対応で地方の方も利用しやすい
送る前に概算見積もりが取れる業者が理想
梱包の仕方に注意し、追跡・補償付きの発送が安心です
骨董品やブランド品など総合買取を扱う業者よりも、古銭専門店のほうが相場を熟知しており、高額査定が期待できます。ホームページに「古銭専門鑑定士」「日本貨幣商協同組合加盟」などの記載があるかも確認材料になります。
信頼できる業者は、査定のみでも料金を取らないケースがほとんどです。「キャンセル時は返送料実費請求」といった記載がある場合には事前確認を怠らないようにしましょう。
Googleレビュー、比較サイト、SNSなどでの評価を参考にし、実際の買取事例をチェックすることも大切です。
古銭は、その歴史的価値や美術性、コレクターからの人気によって、驚くような高値で取引されることもございます。お手元にある古銭の中に、見た目では判断できない「お宝」が眠っている可能性もあります。
高く売るためには、「適切な査定先の選定」「状態の維持」「種類別の知識」「相場情報の把握」といった準備が非常に重要です。大切な品物を正しく評価してもらうためにも、信頼できる古銭買取専門業者にご相談されることを強くおすすめいたします。
価値ある古銭が、次なる所有者へと受け継がれ、歴史が紡がれていく。その橋渡しの第一歩として、ぜひ本稿の内容をご参考になさってくださいませ。
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※店頭買取(11時~16時)は毎月 第1・2日曜日のみ受付ております。
この記事を書いた人
東京美術倶楽部 桃李会
集芳会 桃椀会 所属
丹下 健(Tange Ken)
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