古布・骨董コラム
2019.06.25
古布・骨董コラム
人形

【人形の処分】人形を売却する時に知っておきたいこと

 

皆様のご自宅にどれくらいの人形がありますでしょうか。

 

例えば雛人形や五月人形などの節句人形や古くから実家にある藤娘を模った日本人形、三春人形のような郷土人形、また棚やキャビネットの上にはフィギュリンと呼ばれる陶磁器製の人形、ペコちゃんに代表されるノベルティ人形、女の子用のリカちゃん人形やバービー…などなど人形と一言で申し上げましてもその種類の多さに驚かされます。

 

しかしながら、「子供が大きくなった」「引っ越しする予定」「実家・家屋の解体」などの理由から飾らなくなってしまった人形や収納スペースを占領してしまっている人形なども多いのではないでしょうか。

 

 


人形とは宗教的意味合いを持ち、先史時代より世界中で作られ信仰の対象や儀式などでも用いられた、人や動物を模った道具です。エジプトやギリシアでは木製・粘土・骨・象牙・青銅製の人形が作られ、日本においては縄文時代の土偶や古墳時代の埴輪・形代などが例として挙げられます。

中世以降になりますと子供の健康成就や様々な祈願成就のために作られた人形が転じて子供の愛玩道具、観賞用として作られるようになります。

いずれにしましても、人形は人間の生活する地域において必ずと言っていいほど存在し、ほぼすべての民族が自分たち人間の姿・形を模倣した人形を作っているという事実は人形が私たち人間にとって最もプリミティブな文化活動といっても過言ではないでしょう。

 

 

そこで先述しました、飾らなくなった人形や部屋のスペースを占領し続ける人形に話を戻しますと、そもそも「不要になってしまった人形をなかなか処分できない」という現状が存在するのではないでしょうか。もっと端的に申し上げますと「人形は捨てにくい」という心理的要因が大きいのではないでしょうか。

人形は想いが宿るとされ、引っ越しや家屋の解体などの前に人形供養という形で処分される方も多いのではないでしょうか。

これは偏に人間と人形との繋がりが他の骨董品や美術工芸品に比べ、最も原始的・根源的な繋がりであることが起因していると私は考えます。人形は自分達の分身であるところから始まっているため、人形処分という際にはどこか後ろめたさを感じてしまうのではないでしょうか。

 

そこでご提案したいのが人形の処分ではなく、嫁ぐ・嫁がせるはいかがでしょうか。

人形には保存方法などに長けた人形コレクターの方がいらっしゃいます。

昨今の生前整理や終活・断捨離ブームにより、蒐集された人形を手放されるコレクターの方も少なくないのですが、そのことが人形を次の代のコレクターの方にお譲りする、人形を嫁がせることに繋がり、今人形は高額査定・高額買取りの可能性が十二分にあるのです。

 

人形供養は有料な上、さらにお炊き上げされてしまう可能性もあります。それこそ人形の最期です。その前にまだ必要とされてる人形コレクター方とのご縁を人形の買取りという形で探してみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

人形を売るなら今!

 

先日、京都の高島屋で100体限定販売された「ロリーナ」という名前の中原淳一モデルのスーパードルフィーの人形が買い占められたというニュースをご存知の方も少なくないのでしょうか。スーパードルフィーは京都の模型会社ボークスにより製作・販売されている球体関節人形です。投機目的で買占めが行われたのではないかと批判され大きな話題となりました。

 

球体関節人形で作られる人形作家による創作人形は若い女性を中心に大変人気があり、国内外問わず新たな人形コレクター層の開拓に成功しました。球体関節人形の技術のベースとなっているのが日本の市松人形の技法や西洋アンティークドール、ビスクドールの技法であり、そこから市松人形やアンティークドール・ビスクドールなどの時代のある人形を蒐集され始める方もいらっしゃいます。

 

さらに人形には従来のような愛玩用としての人形の価値に加え、術骨董品・美術工芸品としての価値が加味された鑑賞用の人形も存在します。生前整理や終活などで人形を手放されるコレクターの価値のある人形に対し、アンティークコレクター、骨董蒐集家からの需要が高まっている面もございます。

 

故に、もし人形のご売却をご検討でしたら、新しい人形ブームがあり、且つ次の世代の人形コレクターへの「人形の嫁入り」が行われている今の時流、人形高額買取りの可能性がある今の時流に乗ることが肝要と言えます。

 

 

では次に「どのような人形が売れるのか」いくつか例をご紹介したいと思います。

 

 

 

人形の種類

人形には用途や文化、風俗に合わせた様々な種類があり、それぞれ意匠が異なります。人の生活と密接な関係のある人形だからこそ、そこまで多くの種類に発展したのだと考えられます。

 

 

玩具・愛玩用の人形

遊び道具として用いることは人形の主な用途といえるかもしれません。

日本各地を見ましても郷土人形と呼ばれる土人形や張子人形が多く作られ愛されてきました。宮城県の堤人形と京都の伏見人形はかつて東の堤、西の伏見と呼ばれるほど知られた土人形、郷土人形の代表と言えるでしょう。

また張子人形としては福島県の三春人形、東京の犬張子が有名です。また東北地方の温泉地を中心に作られた伝統こけしも郷土人形の範疇に入ります。

こうした郷土人形は民芸品・工芸品として普及しました。

 

また遊ぶ人形には「着せ替え」の要素も必要不可欠でしょう。江戸時代より大名家や旧家など富裕の間では市松人形が着せ替え人形として流行します。着せ替えるためには着物が必要です。市松人形は女子の裁縫の練習台という役割も担っており、着られなくなった着物やハギレで人形衣裳を作るというのが慣わしでした。そういった用途もあり市松人形は裸で売っていることが多く、当時の女の子が思い思いの着物を着せ楽しんだようです。

 

大正・昭和初期になりますと文化人形と呼ばれる布製の人形やセルロイド人形が売られるようになり、中でもキューピー人形デコちゃんなどに人気がありました。着せ替え人形の文化は戦後にあると日本全国に広まります。

リカちゃん人形バービー人形は、戦後復興におけるファッションの盛隆をいち早く取り入れた服のデザインで日本中の女の子が遊ぶ着せ替え人形として定着しました。

 

スーパードルフィーなどの球体関節人形は服のみにとどまらず、瞳の色や髪の毛、体型など持ち主様個々人の意向を反映させることができるため、今最も注目されている人形の分野ではないでしょうか。

 

 

鑑賞人形

鑑賞人形に求められるのは時代性作家性です。

フランス語のビスキュイを語源とする西洋アンティークドール・ビスクドールは鑑賞人形として今なお高い人気を博しております。フランスのジュモー、ブリュ、ゴーチェ、シュタイナーやドイツのアーモンドマルセル、シモン&ハンビック、ケストナー、そして日本のノリタケが製作していたモリムラドールが代表として挙げられます。

 

また日本ではサクラビスクと呼ばれる人形が大正から昭和初期にかけ作られるようになります。西洋ビスクドールと異なり和風のお顔立ちにフリルのついたドレスなど洋装をしており、サクラビスクだけをお集めになられているコレクターの方もいらっしゃいます。

 

日本の市松人形や雛人形、五月人形なども鑑賞人形に入ります。

明治時代になると市松人形は東京の永徳斎、京都の丸平と言われるほど卓越した人形師の手によって作られ日本を代表する美術工芸品として万博展覧会などに出品されるほどでした。

永徳斎や丸平の他にも光龍斎平田郷陽など名だたる人形師が市松人形など日本人形を子供の玩具から芸術品の域にまで高めました。中でも平田郷陽は市松人形にとどまらず、木目込人形の技術を発展させ、リアリティーを追求した衣裳人形、生き人形(活き人形)を完成させ人形師として初の人間国宝に認定されます。

まるで人間がその場にいるような、まさに生きているかのような造形美はその後の創作人形・球体関節人形にも大きな影響を与えました。

 

雛人形や五月人形において最も有名な人形司は京都の大木平蔵(丸平)でしょう。

先述しました市松人形はもちろん、大木平蔵(丸平)は雛人形の作製で日本最高峰の人形司と言っても過言ではないでしょう。有職故実に忠実なその意匠は江戸時代の大名家や明治時代の財閥のご息女の間で愛された垂涎の的でした。

 

雛人形は時代によって元禄雛、享保雛、次郎左衛門雛、有職雛、古今雛と様々な種類があり、骨董的価値からも人気があります。いわゆる衣裳着雛人形が豪華絢爛さや精巧さを競う中、木目込人形で作られた木目込み雛も江戸時代より作られておりました。その素朴な表情と味わいで人気があり、かつ人形師の個性が活かせる自由度が高く、今現在も多くの人形作家が活躍する分野です。

金林真多呂が作る木目込み人形・真多呂人形は伝統と現代のデザインを融合させた木目込み雛を製作し人気を博しております。

そして現代の雛人形において後藤人形の後藤由香子の存在は外すことができない人形作家と言えるでしょう。伝統にとらわれない新しい雛人形は群を抜いており、この後の人形界をけん引する人形作家でしたので、彼女の早すぎる死が本当に悔やまれてなりません。

 

 

商業用人形

ソフビ人形、企画もの、企業もの、ノベルティ人形がこれに当たります。

代表的な人形が不二家のペコちゃんでしょう。店頭販促用に作られたペコちゃん人形は時代により素材がセルロイドであったり台座がブリキであったり顔の表情にも違いがあります。

松下電器(現在のPanasonic)のナショナル坊や、佐藤製薬のサトちゃん人形、コルゲンコーワのケロちゃん人形など店頭ディスプレイ用に作られた人形は、昭和レトロと呼ばれるジャンルに属する骨董品として認知されており高い人気があります。

 

また仮面ライダーやウルトラマン、ゴジラ、大魔神などのソフトビニール製人形、ソフビ人形も昭和レトロとして現在でも高額での買取りの可能性があります。

 

 

陶磁器人形

陶磁器人形は文字通り陶磁器で作られた人形のことを指します。フィギュリンと呼ばれ世界中に愛好家がいるジャンルです。ドイツのマイセンやドレスデン、スペインのリヤドロ、日本ではセトノベルティが知られております。

 

マイセンはヨハン・ヨアヒム・ケンドラーという天才造形師により磁器人形・フィギュリンが作られるようになります。動物をモチーフにした人形に始まりロココ様式の人形を数多く残しております。ギリシア・ローマ神話をモチーフに躍動感と気品あふれる造形美は見る者の心を虜にしました。

 

陶磁器人形・フィギュリンは人形蒐集家からはもちろん西洋アンティーク・陶磁器のコレクターからもニーズがあり高額査定がされる可能性を秘めている人形と言えます。

 

 

 

価値のある人形のわかりやすい見分け方

 

人形の種類がわかったら今度は簡単な見分け方です。

これは衣裳人形に言えることですが、時代のある・なしに関わらず、価値のある人形が着ている衣装・着物の素材は布自体にも価値がある場合が多いです。

 

雛人形は時代のあるものですと江戸時代に作られております。着ている着物も当然江戸時代に作られたものになります。当時の絹の質は現代のそれとは異なり細くキメが細かいのが特徴です。その絹布に施された刺繍も実に見事です。これらは現代においては、布の骨董品・古布と呼ばれているものが使用されており、古布が使用されている人形は時代もあり価値のある人形、つまり買取り価格の高い人形である可能性が高いです。

 

市松人形は最も古布が端的に現れる人形です。先述しましたように市松人形は着せ替え人形として裁縫を学ぶ素材としての役割もありました。江戸・明治・大正に着られていた着物が着れなくなり細工物として再利用されました。柄のいいところ、可愛らしいところを人形に合うように加工します。市松人形で江戸縮緬(江戸ちりめん)や錦紗などの古布を素材に衣裳が作られたものは大事にされており保存状態・コンディションもよいことが多いです。

 

また西洋ビスクドールも時代のあるフランス製アンティークレースなどが用いられ、可愛がられているケースが見受けられます。ドール衣裳で当時オリジナル、アンティークレースやシルクの古布を用いたフランス貴族のようなアンティークドレスはそれ自体で数万円する衣裳もあり、骨董的価値の高さがわかります。

 

現在の創作人形においても古布が人形衣裳の素材として用いられ、現在のデザインと古布の融合は新しい人形の可能性を感じさせます。

古布は触った感覚や透け感などが同じ絹や木綿でも今のものとは全く異なりますので、もし古い人形、時代を感じさせる人形をお持ちでしたら衣装に是非とも触れて違いを実感していただければと思います。

 

 

 

【人形を売却する時に知っておきたいこと】まとめ

人形買取りのポイントは時代性・作家性・古布にあります。

・時代性は玩具用人形、観賞人形問わず骨董的価値があるかどうか、希少性の有無で判断されます。

・作家性は名工・名人形師の作品、さらに工房やメーカーに対する評価で判断されます。

・古布は人形は勿論、着ている衣装・着物の時代性の有無・出来栄えで判断されます。

 

人形は日頃から可愛がっているオーナーの方が、他の骨董・美術品コレクターに比べ、多いジャンルとして知られております。オーナーご本人様としましては人形を手放す際はまさに我が子を嫁に出す感覚に似ているかと思われます。

大切な人形だからこそ、人形をお売りの際はきちんとした知識で鑑定できる買取り業者にご依頼することを強くお勧め致します。

またご遺品として人形の処分をご検討しているご遺族様にとりましても、その人形の価値を判断し説明ができる買取り業者にご依頼した方が安心感があるかと思われます。やはりそこでも人形買取り業者の取捨選択が必要不可欠になってまいります。

 

弊社・呂芸は1985年より杉並区で古布・骨董・民芸と扱って参りました。人形だけでなく人形衣裳や古布に対する知識は他の買取り業者と比べましても豊富ですのでお客様にとってお間違いのない鑑定と査定ができる自負がございます。

人形専門の鑑定員もおりますのでご安心してお任せ下さい。もし人形のご売却をお考えでしたらお気軽に私たち呂芸にご相談下さいませ。

web査定もしておりますのでご遠慮なくお問い合わせください。もちろん無料で対応させていただいております。

皆様の大切にされてきた人形をお売りに際は、ぜひ呂芸にお任せ下さいませ。

 

 

 

関連タグ

人気 人形処分 人形買取り 人形買取りコラム 人形コラム供養、リサイクル、マイセン、リヤドロ、ひな人形

この記事を書いた人

東京美術倶楽部 桃李会
集芳会 桃椀会 所属

丹下 健(Tange Ken)

丹下 健(Tange Ken)

創業40年の経験と知識、そして独自のネットワークなどを活かして、
お客様の大切なお品物を確かな鑑定眼で査定させていただきます。

作品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、
ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいております。

Area

関東一円を中心に、全国無料で出張買取いたします。

関東の方はすぐにお伺い致します。

  • 北海道
  • 東北
  • 関東
  • 北陸中部
  • 近畿
  • 中国
  • 四国
  • 九州沖縄

東京都

千代田区、中央区、港区、渋谷区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、大田区、目黒区、世田谷区、杉並区、中野区、豊島区、北区、荒川区、江戸川区、葛飾区、足立区、板橋区、練馬区、武蔵野市、三鷹市、調布市、狛江市、西東京市、綾瀬市、東久留米市、小平市、小金井市、府中市、稲城市、町田市、多摩市、日野市、国立市、国分寺市、東村山市、東大和市、立川市、福生市、昭島市、武蔵村山市、八王子市、あきる野市、羽村市、青梅市、瑞穂町、日の出町、奥多摩町、檜原村

神奈川県

横浜市、鶴見区、神奈川区、西区、中区、南区 、港南区 、保土ケ谷区、 旭区、 磯子区 、金沢区 、港北区 、緑区 、青葉区 、都筑区 、戸塚区 、栄区 、泉区、 瀬谷区、川崎市 、川崎区 、幸区 、中原区 、高津区 、宮前区 、多摩区 、麻生区、横須賀市 、鎌倉市 、逗子市 、三浦市 、葉山町、相模原市 、厚木市 、 大和市 、海老名市 、座間市 、綾瀬市 、愛川町 、清川村、平塚市 、藤沢市、 茅ヶ崎市 、秦野市 、伊勢原市 、寒川町 、大磯町 、二宮町、南足柄市 、中井町 、大井町 、松田町 、山北町 、開成町、小田原市 、箱根町 、真鶴町 、 湯河原町

埼玉県

西区、北区、大宮区、見沼区、中央区、桜区、浦和区、南区、緑区、岩槻区 川口市、蕨市、戸田市、鳩ヶ谷市、 鴻巣市、上尾市、桶川市、北本市、伊奈町、 朝霞市、志木市、和光市、新座市、富士見市、ふじみ野市、三芳町、 所沢市、飯能市、狭山市、入間市、日高市、 川越市、坂戸市、鶴ヶ島市、毛呂山町、越生町、 東松山市、滑川町、嵐山町、小川町、川島町、吉見町、鳩山町、ときがわ町、東秩父村、 秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、 熊谷市、深谷市、寄居町、 本庄市、美里町、神川町、上里町

千葉県

千葉市(中央区、花見川区、稲毛区、若葉区、緑区、美浜区)、 川口市、銚子市、市川市、船橋市、館山市、木更津市、松戸市、野田市、茂原市、成田市、佐倉市、東金市、旭市、習志野市、柏市、勝浦市、市原市、流山市、八千代市、我孫子市、鴨川市、鎌ケ谷市、君津市、富津市、浦安市、四街道市、袖ケ浦市、八街市、印西市、白井市、富里市、南房総市、匝瑳市、香取市、山武市、いすみ市、酒々井町、栄町、 神崎町、多古町、東庄町、大網白里町、九十九里町、芝山町、横芝光町、白子町、長柄町、長南町、大多喜町、御宿町、鋸南町

栃木県

宇都宮市、足利市、栃木市、佐野市、鹿沼市、日光市、小山市、真岡市、大田原市、矢板市、那須塩原市、さくら市、那須烏山市、下野市上三川町、 西方町益子町、茂木町、市貝町、芳賀町、 壬生町、野木町、岩舟町塩谷町、高根沢町那須町、那珂川町

群馬県

前橋市、高崎市、桐生市、伊勢崎市、太田市、沼田市、館林市、渋川市、藤岡市、富岡市、安中市、みどり市、榛東村、吉岡町、上野村、神流町、下仁田町、南牧村、甘楽町、中之条町、東吾妻町、長野原町、嬬恋村、草津町、高山村、片品村、川場村、昭和村、みなかみ町、玉村町、板倉町、明和町、千代田町、大泉町、邑楽町

茨城県

日立市、ひたちなか市、常陸太田市、高萩市、北茨木市、常陸大宮市、那珂市、那珂郡東海村、久慈郡大子町、水戸市、笠間市、小美玉市、東茨城郡茨城町・大洗町・城里町 鹿島市、潮来市、神栖市、鉾田市、行方市、つくば市、土浦市、取手市、牛久市、龍ケ崎市、石岡市、守谷市、稲敷市、かすみがうら市、つくばみらい市、稲敷郡阿見長・河内町・美浦村、北相馬郡利根町、 古河市、筑西市、常総市、坂東市、結城市、桜川市、下妻市、結城郡八千代町、猿島郡五霞町・境町