ガーデニングや盆栽などの園芸趣味で使用されていた植木鉢が代替わり等で不要になった時、どのように処分したらよいものかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
不燃ゴミとして処分してしまうには忍びない…その様にお悩みの際は植木鉢の買取をしてもらうのがよいでしょう。
でも植木鉢が売れるのか疑問に思われている方も少なくありません。そこで今回はどのような植木鉢が買取対象となり得るのかご紹介したいと思います。
このブログが植木鉢の売却を検討されている方のお役に立てたら幸いです。
植木鉢とは
植木鉢とは植物を植えるための鉢や容器の総称になります。
植木鉢はホームセンターや園芸店などで購入するのが一般的ですが、それ以外にも骨董品・鑑賞陶磁器として特別に作られ高額で取引されているものもございます。
そういった栽培用、観賞用といった目的に応じて材質は異なりますが陶磁器製のものが数としては最も多く流通しております。陶磁器製の植木鉢は保水・排水・通気のバランスがよく、美的にも植物と馴染み、日光や水に対して丈夫であることがその最大の理由となるところでしょう。
特にテラコッタ(素焼き)の植木鉢は通気性が高く鉢表面からの水分蒸散により鉢内も蒸れにくいことから植物の育成に適しているとされております。
鑑賞用の植木鉢として西欧では庭園用に石製や土器製、青銅や鉄製などの金属製のものが多く作られております。また室内用にイタリアのマジョリカ焼のような陶器や磁器といったいわゆる陶磁器が用いられております。この他にも七宝や真鍮・銅・錫などの金属製のものや木製、さらにはガラス製の植木鉢も使用されております。これはヨーロッパは庭園文化が発展しており、植物の栽培を内と外を分けることが大きく影響しております。
中国では景徳鎮の磁器や江蘇省宜興の朱泥、紫泥が盆栽や蘭の栽培用として製造されております。
そして日本では伊万里焼などの磁器や常滑焼の朱泥、信楽焼などが盆栽用に、丹波焼の焼締や楽焼、信楽焼などの陶器が宿根草や山根草用に作られております。他にも埼玉県や愛知県などの瓦メーカー、土管メーカーによって作られている植木鉢もあります。特に常滑焼は土管製作でも有名です。
現在では合成樹脂の発達によりプラスチックやビニール製の植木鉢が増えてきております。
植木鉢は植物の生理に合致すること・鉢そのものが持つ美観という二つの条件が大変重要です。この二点のどちらかに重点をおくことにより栽培用の植木鉢と鑑賞用・装飾専用の植木鉢に分かれます。
ヨーロッパでは装飾専用の植木鉢が発展し、鑑賞に適した状態になった植物を栽培用の植木鉢をそのまますっぽりと収めるか、植え替えて使用します。排水孔がないものも多く、実用性よりいかに美しく装飾するかが重要視され鉢そのものが鑑賞に堪えうる美的価値を持っております。
その一方で日本や中国では植物と鉢が良く馴染み一体化することに重きが置かれており、ヨーロッパのような飾り鉢はあまり使用されておりません。ただその中でも植物の持つ美しさを引き立てながらも品格と美観を保つ鉢であることが重要視されております。
植木鉢の形は栽培用・鑑賞用いずれも様々な形でつくられております。
ヨーロッパでは庭園文化の発達から古くから修景用に大きな植木鉢を置くことも少なくありません。その際に多く用いられるのが口が朝顔型に開いた植木鉢です。これらは古代ギリシアの壺を模した形状であり花瓶としても併用されます。
栽培用の植木鉢として最も一般的なものが桶型・筒型と呼ばれるものです。口に向かって広がり使い勝手が最もよい植木鉢のひとつでしょう。中には把手や脚がついているものもあります。
これとは逆に口がややすぼまった形状のものを瓶型・樽型といいます。中国の金魚鉢や日本では火鉢などの流用もこれに当たります。排水孔がなく花瓶のような使われ方もしております。
皿型は高さよりも直径の方がはるかに大きく「浅鉢」と更に平らな「平鉢」に大別されます。 縁のあるものや楕円形、長方形、多角形と形にもバリエーションがあり、脚のついているものも多く見られます。盆栽鉢にはこの皿型が多く用いられております。
椀型や逆円錐型、角型では底が平らではなく、高台がないものもありますがその多くは釣り鉢として用いられております。釣り鉢は天井や軒から吊り下げて栽培・鑑賞する鉢です。縦半分に切った形状のものはウォールポケットに用いられます。
板型はランなどの着生植物を水苔等で植え付けるために作られた通気性の高い板状の植木鉢です。使用する際は垂直で用いるため根付くまでは針金などで植物を固定させる必要があります。草もの盆栽では水平方向で利用されます。
不要となった植木鉢の処分を考えたら先ずは買取業者に問い合わせて換金できるものなのかどうかを確認するとよいでしょう。
上記のように植木鉢には栽培用と鑑賞用、様々な形状なものと種類が多く植木鉢や園芸、盆栽にご興味のない方にとってどの植木鉢が買取対象になるかなかなかわからないかもしれません。
しかしその中からヨーロッパの鑑賞用植木鉢や中国・日本の盆栽鉢には骨董品的価値、美術工芸品としての価値がある場合も少なくありません。
そういった骨董品・美術品としての価値がありそうな場合、植木鉢に精通した買取業者に相談し査定をしてもらうのがよいでしょう。「植木鉢買取」で検索しますと数多くの買取業者が検出されます。場合によってはその中から複数の買取業者に合い見積もりを取るのもよいかと思います。
価値のある植木鉢は使用済みであっても高い査定額が付く場合も少なくありません。
次に買取業者ではなくご自身でフリマサイトやネットオークションなどで植木鉢を売却する方法が挙げられます。
また各地で行われているフリーマーケットでの直接販売もよいでしょう。
ご自身で値段を設定をしないといけませんが買取業者への依頼と併用されている方もいらっしゃいます。
相場が分からないと価格設定が難しく売れるころを待たないと処分ができないというデメリットもございますので、早々に植木鉢を処分されたい方にとっては不向きかもしれません。
骨董品や美術品として、またはフリーマーケットなどで売却が成立した植木鉢以外の、一般的な植木鉢の処分はガーデニング用品を取り扱っているリサイクルショップなどがお薦めです。昨今のベランダ菜園やガーデニング人気からガーデニング用品も需要も高まりつつあります。一点二点と数が少ないと難しいでしょうが、たくさんお持ちでしたらそれなりの価格で引き取ってもらえることも少なくありません。
買取が成立しなかった植木鉢に関しましては、各自治体の指示に従ってゴミとして廃棄する方法が最も一般的です。
素材や大きさによって可燃・不燃・粗大といずれかに分け処分することになると思います。
粗大ごみに関しましては自治体の規定に沿って処分にかかる費用も異なると思いますので各自治体にお問い合わせ下さい。
植木鉢には栽培用と鑑賞用とに大別され鑑賞用の植木鉢や盆栽鉢などには骨董品としての価値や美術品としての価値がある可能性もあります。
植木鉢の売却方法としては個人でフリマやネットオークションで売る方法と買取業者に依頼する方法があります。買取業者によって買取価格が異なる場合もありますのでご不安でしたら複数の業者から見積もりを取るのもよいでしょう。
昨今では電話はもちろんLINEなどを用いた画像を添付するだけの簡易査定を行う業者がほとんどですのでご利用されてみてはいかがでしょうか。
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