江戸期刺繍
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昨今の断捨離ブームでご実家の押入れや蔵などを整理されているとあまり見たことのない、急須のようなものを見かけた記憶はございませんでしょうか。それはもしかしたら中国で製造された急須かもしれません。
一般的な急須といえば把手が上か横についたものを思い出されるのではないでしょうか。中国急須は把手が後ろに付いていることが多く、見慣れない方ですと不思議な形に見えるかもしれません。
急須はお茶を飲む習慣のあるアジア圏では古くから使用されていて、嗜好品としての飲茶の歴史は中国に始まります。そして現在では中国急須の有用性や、中国美術品としての価値が高く評価され、高額買取される商品として知られるところとなりました。
中でも中国の宜興紫砂急須は中国急須の最高峰とされ、最も高額で取引されている中国急須になります。
今現在中国急須の「価値」や「処分」に悩んでいる方や売却をお考えの方は、この機会に買取業者のもとで査定してもらってはいかがでしょうか。
中国では急須のことを茶壺と呼びます。形も品質もさまざまですが、一般には小ぶりのものが多く、これは1回で飲み切るためです。中国茶、特に青茶や黒茶を飲むのにふさわしいと言われているのが「紫砂壺」です。これは宜興の紫砂土で作るもので、宋代から明代の頃作られたと云われております。
宜興の土は鉄分を多く含んでおり、焼成後は朱茶色や黒紫色を呈することから朱泥、紫泥と呼ばれております。その中で朱泥と呼ばれる赤土がお茶との相性が良い土のひとつとして認知されており、宜興の急須は日本に伝わると江戸時代には朱泥急須ブームが巻き起こりました。
また宜興朱泥急須は煎れたお茶の香りを濃く保ち続ける特徴があります。
これは宜興朱泥が持つ独特の粗さが香りが逃げるのを防ぐためで、長く使い込めば急須の内側に茶渋が付着しそれが層となってお湯を入れただけでお茶のいい香りが立つといった、他の素材には見られない特徴が見られます。
中国江蘇省宜興市は古くは荊渓・陽羨と呼ばれ、太湖西岸に位置し、陶器を焼く長い歴史を持っております。
その歴史は1000年以上前に遡り、明代末期には最盛期を迎えました。その勢いは景徳鎮の磁器と並び、陶器の都宜興の製品は国内外で大変よく売れたそうです。
その背景には、宋代には貴族や文人などの富裕層を中心だった中国のお茶文化ですが、明代に入ると次第に一般市民へも普及していくようになったことも要因と云われております。ウーロン茶などの青茶が誕生したのもこの頃と言われており、中国のお茶文化は清代に最盛期を迎えたと考えられております。
しかし現在では、資源の枯渇を危惧して紫砂の採掘が禁止されていることから、紫砂の陶磁器は非常に希少価値が高いものとなっています。 特に時代のあるものは希少性の高さから、日本国内においても多くの愛好家やコレクターが存在する高額取引対象の商品として認知されております。
ただし、近年の宜興窯の急須になってくると、質や性能の観点から明時代や新時代のものに比べますとあまり価値が高騰しない品も多いです。
中国急須を高く売るためのポイントとしては、時代・窯元・状態などが挙げられます。
古い時代の茶器は現存数も少なく、希少性の高さから骨董品としての価値が付加されているものもあるため、お手元のお品物が古い時代の物である場合は、査定額が高くなる可能性があります。
また、作られた窯元や地域によっても査定額に違いが生じます。宜興の紫砂急須は現在でも人気が高く高額での売却も見込まれます。
ただし、中国急須には時代が若いにも関わらず「明代朱泥急須」などの触れ込みで流通している贋作も多いのが現状です。底の部分に「荊渓恵孟臣製」と落款があるものは要注意です。この落款は中国明時代の人気作家「恵孟臣」の作品を表すものなのですが、高額で取引される作品のためこの印が押された中国急須が非常に多く流通しております。
これは中国急須に限らず骨董品全般的に言えることですが、「価値の高い骨董品はちゃんとしたルートから見つかる」といったケースが多く見受けられます。
「ちゃんとしたルート」というのは「然るべき百貨店やデパート、古美術店で高額で購入したもの」や「著名なコレクターや愛好家、蒐集家のコレクション」などが挙げられます。
逆に「ネットオークション・フリマアプリ」や「知り合いにいただいたもの」というルートは信ぴょう性に欠けると言わざるを得ません。ですので中国急須を見つけた際には「どういったルートでここにあるのか」といった入手経路が確認できるのであれば査定前に確認しておくことをお勧めいたします。
さらに、これも全ての骨董品に共通して言えることですが「保存状態の良し悪し」です。
割れ欠けのない状態が良いものは、悪いものより評価が当然ですが高くなります。中国急須は蓋や把手が欠けやすいので査定前にご確認ください。
箱などの付属品などがある場合は、一緒に査定に出してください。箱の古さや箱に書かれた箱書きが査定では重要視されることがあります。
定価のわかるものでしたら「ネットオークション」や「フリマサイト」で定価の何割引きかで売却するのもひとつの方法だと思います。
ただ中国急須に関しては自力で素人が買取相場を調べることはほぼ不可能でしょう。
ですので中国急須の買取は知識と相場の価格を熟知した買取業者へ見積もりを出すのが最善かと思われます。
中国急須は非常に高額取引されるものも存在することから、類似品や贋作も多く出回っていおります。本当に価値あるものであればそれなりの査定価格となるはずですので、あまりにも安いと感じられる査定額が提示された場合や偽物や贋作だと言われた場合は、複数の買取業者に鑑定や査定を依頼されることも肝要かと思います。古い中国急須は希少性の高い美術品ですので、お客様が納得できるまで真偽を確かめるのが大切です。
中国急須は中国宜興のものを最高峰とします。その宜興の土「紫砂」はお茶に適した特徴を持つことから、中国をはじめ日本や世界中の愛好家に親しまれております。しかしながら現在では原料そのものが採掘できないことから、中国急須の希少性は今後ますます高くなっていくと見られております。
そして中国急須は 実用性の高さだけでなく中国美術品として優れた価値を持つため現在国際的なオークションなどで大変な高額で取引される商品となっております。
中国急須高額買取のポイントは時代・窯元・状態などが挙げられます。窯元は中国宜興が有名です。
ただし中国急須は高額取引される商品なため贋作が多く流通しております。
中国急須の相場価格は素人が独自で調べることが難しいため、真贋判断を含めた買取査定は買取業者に依頼するのがよいでしょう。中国急須は高額買取の可能性が大いにございますので複数の買取業者に見積もりを依頼するなどされることもお勧め致します。
私たち「骨董茶道具古布はぎれアンティーク着物販売・買取の呂芸」でも中国の買取りを強化しております。
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この記事を書いた人
東京美術倶楽部 桃李会
集芳会 桃椀会 所属
丹下 健(Tange Ken)
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