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こんにちは「骨董茶道具古布はぎれアンティーク着物販売/骨董茶道具古布はぎれアンティーク着物買取りの呂芸」です。

本日は中央線・西荻窪駅下車、杉並区松庵周辺にお住いのお客様宅に茶道具の買取りに行って参りました。

その中で今回ご紹介したいのが茶釜です。

茶釜・茶湯釜は湯を沸かす鋳鉄製の茶道具のひとつです。茶釜は産地により芦屋釜・天明釜・京釜の三つに分類されます。

茶釜には風炉用と炉用があり一般的には小振りの茶湯釜は風炉、大振りの茶湯釜は炉とされておりますが、時として風炉に適した大きさの茶湯釜でも炉で用いられることもあります。

茶湯釜には様々な形状があり、見所のひとつですよね。

茶釜の形状のことを鎌形（かまがた）といいます。鎌形は見た目・形から付けられたものや、口造り、肩・鐶付・羽などの形から付けられたもの、文様のよるものなど多様性に溢れており茶の湯の深さを改めて感じさせます。

今回拝見した茶釜は「富士釜」と呼ばれる、口が小さく肩から胴にかけ裾が広がる様がまるで富士山のようであることから名づけられた茶釜になります。

内側には鳴金（鳴鉄）が施されておりました。釜肌は柚肌でしょうか、柚子の表皮のようなざらつきが落ち着いた雰囲気を醸し出しております。

さらに内側は白い湯垢ついておりましたので長い間使われていたことがわかります。

今回の茶道具をご蒐集されていた方は近々引っ越しをご予定されており、ご自身の終活・生前整理を兼ねたご自宅の整理ということでご依頼くださり、茶道具の買取としてお譲りいただきました。長年ご愛用されてきた茶道具は我が子のようなもの、そういった持ち主様の思いもご理解いただける方にお譲りしたいと思います。この度は大変思い入れのある大切な茶道具をお譲り下さりありがとうございました。

「骨董茶道具古布はぎれアンティーク着物販売/骨董茶道具古布はぎれアンティーク着物買取りの呂芸」では茶道具の買取りを強化しております。

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