江戸期刺繍
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中国刺繍を高く売りたいものの、買取に出す前にどんな準備をすればよいのかわからない方は多いでしょう。中国刺繍を高価買取するためには、事前に中国刺繍に関する知識を習得しておかなければいけません。
なぜなら中国刺繍に関する知識を習得しておけば刺繍の価値を理解したうえで、買い取ってもらうことができるからです。
本記事では、中国三大刺繡の種類や歴史、買取に出す前に準備すべきことを紹介します。本記事を参考にし、中国刺繍を高価買取してもらうための準備をしてください。
中国刺繍は世界三大刺繍のひとつ
中国刺繍とは世界三大刺繡のひとつで、小物や室内装飾品など中国の街のいたるところで施されている技法です。
元々中国は古来から養蚕から生糸生産を始めた国であり、現在では身分や地域の差を超えて愛されて日常品の装飾まで使用されています。中国刺繍はヨーロッパ刺繍にも大きな影響を与えており、刺繍の美しさは地方によって千差万別です。
中国刺繍は色鮮やかな糸や鳥、花などがモチーフになっていて、チャイナドレスによく使用されています。
中国刺繍には、何の種類があるのか気になっている方も多いでしょう。中国刺繍には、3つの種類があります。
中国刺繍には、さまざまな刺繍があります。中国刺繍の種類を把握しておけば、自分が所有している刺繍の種類がどんなものなのかを理解できます。それぞれどんな特徴の刺繍なのかを理解しましょう。
汕頭刺繍
汕頭(スワトウ)刺繍とは、中国の広東省東部にある汕頭地方で受け継がれている刺繍です。手工芸が元々盛んな地域だった汕頭は18世紀ごろにヨーロッパからやってきたキリスト教宣教師によって刺繍技術が伝えられ、汕頭刺繍が完成しました。
元々汕頭刺繍は田舎の祖母から母親へ母親から娘へと引き継いできた刺繍でしたが、工業化の影響によって手間がかかる汕頭刺繍を縫い続ける人は減少しています。その結果、多くの汕頭刺繍は機械で作られています。
手作業で汕頭刺繍がされた工芸品は手作業ならではの穴の形や大きさの違いが魅力的で、高値で取引されやすいです。その一方で機械で作られた汕頭刺繍は、穴の形や大きさが均一で冷たさを感じやすく、比較的リーズナブルな価格で取引されています。
なお、汕頭刺繍では、以下の技法を組み合わせて模様を書き出しています。
汕頭刺繍では、穴が開いているように見えるレースが特徴的です。透かし模様を作成するためには2つの方法があり、1つ目は経糸もしくは横糸を引き抜いてできたスペースに糸をかがる抽綉(ツォシュウ)と呼ばれる方法です。
もう1つ目は、記事に糸を通す時に引っ張って織り糸の感覚を広げて穴を開ける方法を言います。次に紹介する網目は、布に開けた糸の中に網目模様を描く手法です。網目を空にかざすと、穴から光が差してより綺麗な刺繍に見えます。
最後に紹介する芯入りは、自分が作りたい模様に沿って土台を用意してサテンステッチを被せて模様を盛り上がらせることも可能です。汕頭刺繍は、技法によって模様が大きく変化する刺繍です。
相良刺繍
相良(サガラ)刺繍とは、一本の糸を描き状の針ですくい上げるように塗っていき、結び玉を作って重ねていく手法です。相良刺繍は元々手ハンドルと呼ばれるミシンで職人が1枚ずつ仕上げていましたが、1982年に日本で刺繍機メーカーが開発された影響で、一度に複数枚が縫えるようになりました。
現在は、相良刺繍を作成する機械でジャガード刺繡とスパンコールなどを組み合わせた高度なデザインが実現できます。また、現在では刺繍に記事をセットして機械を動かすと自動で相良刺繍を実現することが可能です。
相良刺繍は着物を作る際に用いられることが多く、立体的な仕上がりになります。着物を見る角度によって表情が変化するため、華やかな雰囲気に仕上げることが可能です。着物といった和装だけに限らず、ジャンパーにワッペンを取り付ける際にも相良刺繍が活用されています。
相良刺繍は糸を救い上げて玉を作って積み重ねていく方法であるため、従来の刺繍と比較して立体的な作りで、子供服との相性が良い刺繍方法です。相良刺繍には、3種類の縫い方があります。
チェーンステッチは鎖状に糸を縫い止め、すくい上げる針の高さによってチェーンの輪の大きさを調整可能です。チェーンステッチは、アクセントや大き目のデザイン、ワンポイント柄などさまざまな場面で活用できます。
次に紹介するループステッチは、糸をかぎ針に引っかけて引き上げることで丸いループ状の糸に仕上げることが可能です。ループステッチは幅広い面積を縫うことができ、密度の調整や高さの変化の調整も簡単にできるため、アレンジしやすい縫い方です。
最後に紹介するミックスステッチは、チェーンステッチとループステッチの2つの手法を活用して縫っています。ミックスステッチは麺の部分をループステッチで縫えばボリュームを持たせることができ、輪郭部分をチェーンステッチで縫って刺繍の柄に高低差が発生して立体的に見せることが可能です。相良刺繍は、立体感のある刺繍です。
蘇州(ソシュウ)刺繍とは、細い糸を縫い重ねて模様を作る技法です。約2500年前は蘇州で絹織物や養蚕業が盛んに取り組まれており、刺繍の制作もしていました。刺繍の制作に関してはすべて手作業で取り組んでいて、一番時間のかかるものだと1年以上の年月がかかるものもあります。
とはいえ、文明が発達した現代では蘇州刺繍も手作業より、機械でつくることの方が多いです。
長い時間をかけて作られた蘇州刺繍は華やかさと美しさを持っており、気品にあふれた魅力があります。蘇州刺繍では髪の毛よりも細い糸を使用しているため、布地が波立ちません。また、シルク100%の染色糸を使用しており、美しくて華やかな気品のある工芸品を作れます。蘇州刺繍では、チャイナドレスを作成している場合が多いです。
ここからは、中国刺繍の歴史を紹介します。刺繍は元々女性が携わる仕事のひとつであったため、多くの中国の女性たちは子どもの頃から祖母や母親から刺繍の縫い方を教わっていました。
その影響もあって、中国では戦国時代や漢時代ではすでに高い刺繍技術がありました。明王朝や清王朝では中国刺繍が皇族の服飾に用いられることになり、さらに中国刺繍の技術が進化しています。
しかし、清王朝時代から中華民国時代は社会で動乱が発生してしまい、刺繍するのに時間をかける暇もないほど生活が困窮してしまいます。そのため、文革時代の中国では刺繡業が停止してしまい、一時的に中国刺繍が衰退してしまったのです。
しかし、中国で経済発展すると同時に刺繍の技術が徐々に進化していき、中国工芸品(翡翠、象牙、堆朱、玉、珊瑚、犀角、香木)などと同じく中国人や日本人に愛玩されるようになっていきました。
中国刺繍の買取相場は、以下の理由から明らかになっていません。
中国刺繍の買取相場は物によって千差万別であるため、一概にいくらで買い取ってもらえることが多いとは言えません。ただ、ネットオークションを確認すると、物によっては3,000〜10,000円の商品が売り出されていました。中国刺繍の買取に出す場合は、中国刺繍に精通している業者へ買取依頼をしてください。
清朝期といった古くに作られた中国刺繍は、古美術品と同じように高価買取できる可能性があります。中国の浙江省温州一帯に伝わる刺繍芸術「甌繍」は2008年に国家級無形文化遺産に指定されており、中国の刺繍技術に対する魅力を人々が感じ始めているからです。
そのため、中国刺繍がされた工芸品を買取依頼に出すことをおすすめします。
中国刺繍を買い取ってもらうとしても、どのような方法で買取に出せばよいのかわからない方も多いでしょう。中国刺繍を買い取ってもらう方法を4つ紹介します。
それぞれの買取方法には、メリットとデメリットがあります。メリットとデメリットを把握することで適切な買取方法を選びやすくなるため、本記事を参考にしてください。
中国刺繍を買い取ってもらう方法として、ネットオークションに出すことが挙げられます。現在ではメルカリやラクマなど数多くのネットオークションがあるため、気軽に中国刺繍を買い取ってもらうことが可能です。
ネットオークションに出せば、自分で買取金額を決められるので、自分で決めた金額で買い取ってくれる人がいる可能性があります。とはいえ、ネットオークションで確実に中国刺繍を買い取ってもらえる保証はありません。ネットオークションは、自分で中国刺繍の買取価格を決めて売却したい人におすすめの方法です。
中国刺繍は、店舗買取も実現できます。店舗買取をすれば、店舗の雰囲気がわかって安心して買い取ってもらえる場合や、早いと10分もしない内に査定が完了するなど、さまざまなメリットを得ることが可能です。
しかし、店舗に向かうための交通費や時間がかかることや店舗の営業時間に合わせる必要があるなど、デメリットが多々あるのも事実です。店舗買取は、すぐに中国刺繍を買い取ってもらいたい人におすすめします。中国店舗のメリットとデメリットを理解し、店舗買取を利用すべきか判断してください。
中国刺繍の買取を出張で受け付けている場合も多いです。出張買取を利用すれば、追加で売りたいものが発生しても受けつけてくれることや店舗に行くまでの労力と時間がかかることはありません。
ただ、出張買取には日程調整に手間がかかる点やセキュリティ面で不安を感じる点などデメリットも多々あります。出張買取は、店舗まで中国刺繍を買い取ってもらう労力を費やしたい人におすすめです。
宅配買取は、中国刺繍をまとめて買い取ってほしい場合に適した買取方法です。宅配買取は人と対面する必要がないため、買取金額に不満を感じた場合は遠慮なくキャンセルしやすい特徴があります。
現在多くの宅配買取では商品梱包以外の手続きをすべてオンラインで完結できるので、あまり手間がかかりません。しかし、業者によっては査定後にキャンセルするとキャンセル料が発生する場合があるため、事前に確認しておきましょう。
宅配買取の場合は、買取商品を送ってから入金されるまで数日から1週間はかかる場合が多いです。店舗買取や出張買取はその場で現金化できるため、入金に時間がかかるのは宅配買取特有のデメリットといえるでしょう。宅配買取は、人と対面せずに気軽に中国刺繍を買い取ってほしい方におすすめの方法です。
中国刺繍を買取に出す前に準備すべきこと
初めて中国刺繍を買取に出す方にとっては、買取に出す前に何を準備すべきなのか分からない方が多いでしょう。中国刺繍を実際に買取に出す前には、4つの準備をする必要があります。
それぞれの準備すべきことを理解したうえで、実際に中国刺繍を買取に出してください。
中国刺繍を買取に出す前には、鑑定力のある店舗を探しましょう。買取専門店は自身の買取鑑定力に自信がある商品は、公式サイトにて過去いくらで鑑定したのかを掲載している傾向にあります。
公式サイトで今までいくらで買い取った実績があるかを確認することで、どのお店に買取査定をしてもらおうかを判断する指標として活用可能です。また、口コミを確認することで実際にお店に買取依頼をしたお客さんの声を把握できます。
世の中には数多くの中国刺繍の買取業者が存在するため、口コミを確認すれば、お店にはどんな鑑定士が在籍しており、どのように依頼すれば買取金額が高まるのかのアドバイスが記載されているかもしれません。過去の実績と口コミを確認しつつ、中国刺繍を買取に出しましょう。
中国刺繍を買取に出す場合は、複数の店舗に査定を出してください。複数の店舗に査定を出すことで、お店によって出す査定額が異なっているため、より高い価格で買い取ってもらえる可能性があります。
なかには中国の美術品をインターネットで一括査定できるサービスがあります。一括査定サービスを利用すれば、直接お店に訪れることなく、どの店舗が一番高額な価格で買い取ってもらえるのかを確認することができるため、効率的に買い取ってもらえる店舗を探すことが可能です。
最低でも2〜3店舗で査定を出した結果、どのお店に依頼すべきか決定しましょう。複数の店舗に査定依頼を出し、一番高い価格で買い取ってもらえる店舗で買取依頼をしてください。
中国刺繍を買取に出すためには、市場価値を適切に把握することが大切です。中国刺繍は商品の状態や起源などで大きく市場価値が変動するため、類似商品の買取価格を確認することで、どれくらいの価格で買い取ってもらえるのかを推測できます。
市場価値を適切に把握すれば、納得感を持った価格で買い取ってもらうことが可能です。中国刺繍を買取に出す際は、市場価値を適切に把握することを心がけましょう。
中国刺繍は芸術や希少性の高さから、適切な品質の保管と管理をする必要があります。中国刺繍は繊細な商品であるため力を入れて清掃することはできませんが、汚れは落とせる範囲で清掃していきましょう。
また、中国刺繍を査定してもらう場合は、付属品も同時に査定してもらうことが大切です。例えば、元々入っていた箱も一緒に査定に出すことで、より高い価格で買い取ってもらえます。
中国刺繍の高価買取は、古布専門の銀座呂芸へ
今回は、中国工芸品を高値で買い取ってもらうために必要な中国刺繍の概要や中国刺繍を買い取ってもらう方法、買い取る前の準備を解説しました。中国刺繍には、汕頭刺繍と相良刺繍、蘇州刺繍があります。
中国刺繍を買い取ってもらう方法には、ネットオークション、店舗買取、出張買取、宅配買取があり、自分に合った方法を選ぶ必要があります。また、中国刺繍を買取に出す前には、鑑定力のある店舗を探すことや市場価値を適切に把握することが大切です。
本記事で中国刺繍を買い取ってもらうために必要な情報を理解したうえで、実際に買い取ってもらいましょう。中国刺繍で高価買取をして欲しいのであれば、古布専門の呂芸がおすすめです。
呂芸は東京美術倶楽部の交換会に所属している古美術商であるため、リサイクルショップと違って高価な能面、能衣装の価値を見極めることができます。
また、創業40年の実績があるため、多くの顧客、業者と精通しており、国内・国外のオークションでの販売実績もあります。そのため、販売ルートも非常に多く、高価買取が可能となっております。ご自宅に眠っている価値の分からない中国刺繍などがございましたら、お気軽にご相談ください。
能面の高価買取なら創業40年の呂芸にお任せください。
店主自身が「喜多流」に所属していた時期があり、「喜多能楽堂」で能を舞った経験もあり、能面、能衣装、和楽器に造詣があります。また、店主が能面に対する情熱を持ち続けており、能に対する研究を個人的に続けております。
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骨董茶道具古布はぎれアンティーク着物販売・買取/各種教室/呂芸
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【古布・骨董品買取依頼】0120-410-314
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■定休日
【古布・骨董品買取依頼】なし
【店舗】水曜・木曜
この記事を書いた人
東京美術倶楽部 桃李会
集芳会 桃椀会 所属
丹下 健(Tange Ken)
創業40年の経験と知識、そして独自のネットワークなどを活かして、
お客様の大切なお品物を確かな鑑定眼で査定させていただきます。
作品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、
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