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こんにちは、埼玉県さいたま市のこけし買取り「骨董品茶道具古布はぎれアンティーク着物販売/骨董品茶道具古布はぎれアンティーク着物買取りの呂芸」です。

本日は埼玉県さいたま市桜区にお住いのお客様宅にこけしや民芸品の出張査定と買取りにお伺い致しました。さいたま市桜区は旧浦和市の大久保地区などが大部分を占める、さいたま市南西部に位置する区域です。さいたま市大宮区や中央区、西区、南区、そして朝霞市や志木市、富士見市と境界をなし主に住宅街として発展しました。

ご依頼者様のご実家がさいたま市桜区にあり、ご両親がこれまでご蒐集されてきたこけしや民芸品などのコレクションを終活の一環として生前整理したいとのこと、しかし捨ててしまうにも忍びなく必要としていただける誰かにお譲りしたいと思われ、こけし買取り実績の豊富な私たち呂芸にご連絡してくださいました。

100本以上ご蒐集されている現役のこけしコレクターの方で古いこけしから現代工人のこけしまで幅広くお持ちでした。そこで今回買取りさせていただいたこけしの中よりご紹介したいのが、作並系こけしです。

作並系こけしは宮城県仙台市青葉区にある作並温泉を中心に作られている伝統こけしになります。作並系こけしは国道48号を通じ山形県山形市を中心に作られる山形系こけしの影響も色濃く残している傾向にあります。画像のこけしの表情も山形系こけしに見られる割鼻で描写されているのが分かります。また作並系こけしの特徴は胴体にあり、子供が握って遊んでいた面影を残す細い胴に、蟹に似ていることから名付けられた「カニ菊」文様が描かれます。

作並系こけしは胴体があまりに細くくびれ、それに対し頭部が大きいため安定感を増すために台座のような裾の形で仕上げられることが少なくありません。それは高橋胞吉の型「胞吉型」として作並系に継承され、こけし蒐集家からも高く評価されたこの形を高い精度で完成させてのが画像のこけしを作った工人・里見正雄でした。里見正雄は1922年（大正11年）に仙台市に生まれます。戦争終戦を経て1953年（昭和28年）より作並系の伝統的な型の制作に取り組み胞吉型を作る様になります。木地造りは佐藤賢治について修行しておりましたが基本独学の人だった里見正雄は胞吉型もまた独学に研究し、独自の型として完成させる領域まで高めました。

東北地方の伝統こけしは今回の作並系をはじめ宮城県の遠刈田系・鳴子系・弥治郎系や山形県の山形系・蔵王高湯系・肘折系、秋田県木地山系に岩手県南部系、福島県土湯系そして青森県津軽系など11系統に分けられますがいずれの系統でも古いこけしには骨董的価値が付加され高値での買取りが十分にあり得ます。もしご実家などに価値のわからないこけし、色が薄くなってしまったこけし、黒ずんだこけし、名前の入っていないこけしや作者不明のこけしなどがございましたらこけし買取り実績豊富な呂芸に是非お問い合わせください。

またご自宅の整理や生前整理・終活、コレクションの処分・整理・断捨離、またはご遺品の整理、そして家屋解体に伴う倉庫や納戸・納屋・蔵の整理も承っておりますのでお気軽にご相談下さい。

LINEなどweb査定も行っておりますのでご遠慮なくお問い合わせください。

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また東京都・神奈川・千葉・茨城・群馬・栃木といった関東一円、全国出張査定・出張買取りも承りますのでお気兼ねなくお問合せくださいませ。

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