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ご覧いただき有難うございます。東京都杉並区での和装小物買取り「骨董品茶道具古布はぎれアンティーク着物販売・買取りの呂芸」です。

杉並区は浜田山は杉並区中西部に位置し、同杉並区成田東・成田西・高井戸東・下高井戸・永福などと接する主に住宅街として知られる地区です。

骨董品や古布の買取りで出張させていただくことも多い地区ですが、今回は着物や和装小物の買取りでお伺いさせていただきました。

そこでこの度は買取りを致しました和装小物の中から簪（かんざし）をご案内したいと思います。

和装小物とは着物を着る際に用いる小物の総称で、帯揚げや帯留、簪・櫛・笄や半襟、重ね襟、そして最近では草履など履物やバッグ、手提げといった和装に関するお品全般を指すこともございます。

今回ご紹介する簪は和装小物の中でポピュラーなもののひとつで、日本髪を飾る伝統的装身具になります。

簪自体は縄文時代の頃から使用されていた装身具ですが、現代でも通じるような髪飾りとして大きく発展したのは江戸時代中期以降になります。

簪の素材には柘植や桐などの木に漆を塗ったものや錫や銀製のもの、また真鍮などに金・銀メッキを施したもの、鼈甲、象牙などが見られます。また簪の飾り部分には赤珊瑚などのサンゴ、瑪瑙（メノウ）、翡翠、水晶などが用いられます。

明治期にはベークライトと呼ばれる人工樹脂や大正時代ごろからは赤珊瑚を模倣した明石玉も生産され、簪はその素材だけで多岐に渡ります。　

今回買取り対象となりました簪は赤珊瑚の飾りが施された簪になります。

赤珊瑚は先述しました明石玉との見分けも大変難しいのですが、フが入っていることから日本近海産の赤珊瑚でしょう。

またいわゆる「虫食い」「ス」と呼ばれるサンゴ独特の特徴も見られます。

赤珊瑚は玉簪と呼ばれる簪にもよく用いられる素材ですが、赤珊瑚自体の大きさも査定基準のひとつとして重要です。

時代のある簪は代々受け継がれていく方も少なくなく、この度買取りとなりました簪もご依頼者様が先代から譲り受けた和装小物でした。

しかしながら現在お着物をお召しになる機会も減り、お孫様も着物は着られないとのことでしたので、それならば必要とされる方にお譲りしたいと古布や着物の買取り実績豊富な弊社にお声掛け下さいました。

簪のほか、刺繍の施された半襟など時代のある古布やアンティーク着物と呼ばれる戦前のお着物も同時に買取りさせていただきました。

簪に限らず、時代のある骨董品や古美術品、工芸品を人の心と共に後世に伝えていくお手伝いができれば光栄です。この度は和装小物の買取りにご用命下さりありがとうございました。

「骨董品茶道具古布はぎれアンティーク着物販売・買取りの呂芸」では杉並区での和装小物買取りを強化しております。

ご売却や処分を検討されている平打簪や玉簪、ビラカン・チリカンなどの簪をはじめ帯留や櫛といった和装小物などがございましたら是非ご相談下さいませ。

価値のわからない簪や櫛、帯留などの和装小物でも構いません、LINEなどweb査定も無料にて行っておりますのでご利用ください。

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