江戸期刺繍
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買取品目 | 骨董品茶道具 |
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買取エリア | 杉並区阿佐ヶ谷 |
買取方法 | 出張買取 |
こんにちは「杉並区で骨董品古布はぎれアンティーク着物販売/骨董品古布はぎれアンティーク着物買取りの呂芸」です。
本日は杉並区は南阿佐ヶ谷駅周辺にお住いのお客様宅に茶道具と骨董買取りへお伺い致しました。
今回ご紹介したいのは桃山時代の絵志野香合です。
志野焼は釉薬に長石を用いた焼物で美濃焼のひとつです。室町時代の茶人・志野宗信が美濃の陶工に命じて作らせたのが始まりと言われております。志野宗信は「志野流香道」の祖としても名を残しております(「志野流香道」という名は名古屋市の無形文化財として指定されております)
ただし志野焼の起源については諸説あり、加藤予三兵景光が瀬戸から美濃に赴き焼き始めたとされる説もあります。二者の違いは志野焼が作陶され始めた年代にあります。前者は室町中期の文明・大永年間(1469年から1527年)頃、後者は天正年間(1573年から1593年)頃と考えられており今後の調査が待たれます。ただ個人的には同時期発生した唐津焼との共通点を鑑みると後者の方が有利な論にも思えます。
唐津焼との共通点とは、下絵付けにより自由な表現を陶器にするという画期的な技法を用いた点に他なりません。殊に日本の陶磁器史において初めて白い焼物に絵柄を描いた志野焼はビジュアル的にも色彩豊かな革新的表現手段を生み出したと言えましょう。
志野焼の種類には以下のものが挙げられます。
・無地志野:白いもぐさ土に長石を砕いた原料とした釉薬を用いたもので、中でも純白の志野
・絵志野:白いもぐさ土に鉄絵で下絵を描き上から長石釉薬をかけて焼くことで濃淡のある下絵が味わい深い文様となって浮かび上がる志野
・鼠志野:白いもぐさ土一面に鬼板と呼ばれる鉄釉薬を塗りこめ、そこに箆彫りして鬼板を掻き落とすように絵柄を描きその上に長石釉をかけて焼成した志野。掻き落とした部分が白く残り、鬼板の部分は原料の差異や窯の加減により鼠色や緋色に発色します。
・赤志野:鼠志野と同じ手法ながら化粧に用いる鉄泥は鼠志野のものより鉄分が少なく焼成後赤く発色した志野
・紅志野:鬼板より鉄分の少ない黄土で薄く化粧を施し、その上から鉄絵文様を描き、更に長石釉をかけた志野。
・練上志野:白土と鉄を含んだ土を練り込んだ土に長石釉をかけ焼成した志野。鉄を含んだところは緋色に、白土は白に発色しコントラストの妙が美しい志野です。
志野焼の見所は様々ございますが長石釉の薄いところや徐冷により緋色に発色する要素ではないでしょうか。白と緋色の対比は志野をより豊かな表情にします。
本作も浮き上がった鉄絵と長石釉の濃淡による白と緋色が悠然と溶け合った景色は落ち着きの中に、自由で勢いのある鉄絵の筆致には遊び心のような茶目っ気を感じます。絵志野は主に岐阜県可児市久々利の大萱(おおがや)で焼かれていたとされており、今回の絵志野香合も大萱だと推測されます。
志野焼は江戸期にいったん途絶えてしまうのですが、その失われた志野の技法を現代に蘇らせたのが荒川豊蔵です。そして荒川豊蔵が古志野の陶片を発見したのもこの大萱の古窯郡だったのです。
この古志野をお持ちだった方は残念ながらお亡くなりになられ、ご遺族様からのご依頼でこの度茶道具と骨董の買取りという形でご遺品の整理をさせていただきました。生前は茶道を嗜まれ、造詣も深く大変趣きのある茶道具や骨董を拝見させていただきました。この度は大変希少な茶道具や骨董をお譲り下さりありがとうございました。責任もって次の方へ繋いでゆきたいと思います。
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