江戸期刺繍
関東一円を中心に、全国無料で出張買取いたします。
関東の方はすぐにお伺い致します。
買取品目 | 民芸品着物・古布 |
---|---|
買取エリア | 東京都港区 |
買取方法 | 出張買取 |
買取価格 | 10,000円 |
ご覧下さり誠にありがとうございます、東京都銀座で創業40年!古布骨董買取呂芸です。
今回は、東京都港区にて、襤褸(らんる・ぼろ)の買取をいたしました。
東京都港区は日本の首都東京の特別区の一つであり、千代田区・中央区とともに「東京都心」「都心3区」とされている地域です。
テレビなどの放送局や、マスコミ、広告代理店、外資系企業などの日本支社、IT企業など多数の企業が集積しているビジネス都市です。
虎ノ門、新橋、汐留、赤坂、などは大規模なオフィス街となっているほか、表参道、六本木、お台場などの商業エリアや、麻布、白金台、高輪といった高級住宅街が存在しており、多くの人々が集まる土地です。
現在も高級住宅街として、国内外の富裕層から人気のある地域ですが、実は江戸時代から各地の大名の屋敷が多くあった場所でもあります。
現在の六本木ヒルズ付近には毛利家の上屋敷が置かれていました。他にも、汐留には伊達家、高輪には細川家、芝は島津家など、力のある大名の屋敷が置かれ、幕府にとって重要な土地でした。
明治時代になると、多くの華族や財閥の関係者が暮らした高級住宅地となり、商業エリアも発展していきました。
港区は、近代的なイメージが強いかもしれませんが、古い建築物や歴史的な建造物も多く存在します。明治時代には、大河ドラマにもなった著名人で日本資本主義の父と呼ばれる、渋沢栄一が第一国立銀行、帝国ホテルなどを創設してきました。旧大名屋敷や東京のランドマークでもある「東京タワー」もあり、文化度が最も高い地域の1つです。
また、六本木ヒルズや東京ミッドタウンなど、芸術と文化の発信地でもあり、これらのエリアには多くの美術館やギャラリーが集まっていて、江戸時代以降文化の中心の担い手でもありました。
歴史ある土地であり、富裕層も多く住んでいることから、港区からは骨董、古美術関係の買取をしている当社へよくお声がかかる地域でもあります
そんな東京都港区で今回買取をさせていただいたのは、襤褸(らんる、ぼろ)です。
「襤褸(らんる、ぼろ)」とは、通常、古くて、着古した、あるいは破れや擦り切れが見られる衣料のことを指します。
一見価値がないように思える襤褸も、一部のコレクターやファッション愛好者にとっては、価値を持つことがあります。
また布に施された刺し子は、重ねた布を手で細かく刺し縫いしたもので、日本の伝統的な刺繍技術です。
もともとは、衣服の補強や保温のためのものでしたが、豊作・魔よけ・商売繁盛といった人々の願いや祈りを込めた装飾のためにも行われるようになりました。
その美しい模様と技術からアートワークとしても親しまれており、多くの愛好家から注目を集めています。
襤褸の刺し子に、著名な作家や有名な工房はありませんが、一般市民が時代をかけて大事にされてきた野良着が現代脚光を浴びているというのも、ひとつのの芸術の在り方と言えるのかもしれません。
襤褸にが愛好家がいるとはいえ、どんな襤褸でも売れるというわけではありません。
高く売れる可能性のある襤褸・刺し子には、以下の特徴を持っていることが多いので参考にしてください。
1.ヴィンテージまたはアンティーク
一定の年代物で、特に20世紀初頭やそれ以前のものが該当します。
ヴィンテージのデザインや独特の手仕事が評価されることがあります。
日本では野良仕事に使われた、野良着なども、ヴィンテージとして扱われます。
また経年によってつぎはぎされた装飾を現在ではアートとしてとらえる向きもあり、欧米には熱意のあるコレクターも多く存在します。
襤褸をリメイクして、カバンなどを作っているブランドもあり、ハンドメイドの作品を売っているネットショップなどでは大変人気があり、それらの材料として襤褸が求められることもよくあります。
2.アートピース
主に襤褸は欧米ではアーティスティックな要素が強く、一種のアートワークとも見なせるものであったり特定のサブカルチャーに関連するものの人気が高いです。
特に独創的で芸術的なデザインのものが好まれます。
衣類やカバンなどとして活用されるほか、タペストリーとして部屋に飾られるなどして、コレクターから愛されています。
日本でも明治時代に消防などで使われていた刺子半纏などは、防寒用として実用性も高いうえに唐獅子など動物などのモチーフも多く一種のアート・ファッションとして国内や欧米で人気が高く、高値が付くことがあります。
襤褸の野良着に関連する言葉として、「農業美術」があります。
農業美術・農業アートとは農民や農業社会において生成される芸術の形を指します。また、それらを題材とした絵画も存在します(ミレーやゴッホなどが農作業の様子を描いています)。
このタイプの芸術は、通常、専門の芸術教育を受けていない人々によって創造され、そのコミュニティや生活の中で培われた技術や材料を用います。
農民美術は、その機能性、素朴さ、そして日常の生活と密接な関わりを持つ点で特徴づけられます。
農業美術の特徴は以下のとおりです。
・機能的で実用的
農業美術は、美術品として、というよりも日用品としての側面が大きくなります。日常的な使用を前提としており、飾り物ではなく実際に使いやすく機能的なものが作られます。
襤褸半纏なども、当時は実際に使われていたものです。
もともと刺し子は貴重な綿製品が破れてしまったとしても、最後まで大切に使うために生まれた技法です。
特に東北地方などの寒い地域は綿の栽培に適さず、綿製品は貴重品でした。人々の生活の知恵によって生まれたアートとも言えるのです。
また、陶芸も、土と触れ合うことのおおい農業から生まれた芸術の一つです。
・地域性が高い
使用される素材やデザインは、通常、地元で利用可能なものや地域の風俗・伝統を色濃く反映しているものが多いのが特徴です。
作品を見ただけで、その地域のものか分かることもあります。
・手工芸的
手作り・手仕事が重視されており、機械的な製造プロセスとは対照的です。
工芸品は、職人の腕が反映されます。評判の良い職人のものであれば質が良く、人気が高いことが多いです。
・表現の豊かさ
農業は世界中でおこなわれており、各地域にそれぞれの生活習慣や信仰などの表現するための手段としても用いられています。
各地の代表的な農業美術は以下のとおりです。
・ヨーロッパ
伝統的なポーランドの刺繍、ハンガリーの陶芸などがあります。
・アジア
中国や日本の伝統的な農村地帯で行われる陶芸や絵画などが該当します。
・アフリカ
さまざまな部族で見られるビーズワークや陶芸などがあります。
・南アメリカ
ペルーの織物や、他の国々の手工芸などが知られています。
このように、農民美術は、それぞれの地域の文化や歴史を理解するうえで、非常に豊かなリソースであり、伝統的な技術や手法、材料の使用を通じて、その地域の人々の価値観や生活様式を垣間見ることができる、文化的価値の高いものです。
また、これらの美術作品は地域コミュニティのアイデンティティを形成し、世代を超えて技術や価値観を伝える手段ともなります。
実際、観光などで町を訪れると、工芸品として農業美術に触れることもあるでしょう。
作品のなかの、人々の積み上げてきた歴史や営みを垣間見ることができます。
以上のようなことから、古い襤褸・刺し子は、骨董的な価値があるものが存在します。一見ただの襤褸だからと処分してしまわず、鑑定に出してみてください。思わぬ価値があるかもしれません。
年代物の刺し子、特に明治時代やそれ以前のものはレアであるため、価値があります。
保存状態が良く、色あせや破れなどがないもの。オリジナルの色や材料が保たれているものは特に価値があります。
実家の整理をしていて昔の襤褸や古布、半纏、着物などが見つかるということはよくあることです。
ぜひ、専門的な知識のあるお店で鑑定してください。
古布の価値がわかるお店でないと、正確な価値を見極められないかもしれません。その点、当店では、専門スタッフが確かな目利きで査定させていただきますので、安心してお任せしていただけます。
今回買取させていただいたお品は時代を感じるもので、アンティークとしての魅力の光る一品でした。
市場に出れば、愛好家の目に止まることは間違いないでしょう。
丁寧に査定させていただき、売主様のご納得の上、適正価格での買取となりました。
銀座呂芸では、今回の襤褸のような古布のほか、骨董品、浮世絵、錦絵、能面、戦前こけしなど、幅広いジャンルの買取をさせていただいております。
丁寧な刺し子が施された古い襤褸などをお持ちの場合。どれほどの価値があるのかわからない場合でも、お気軽にご連絡いただきましたら、業界実績40年の確かな目利きで査定させていただきます。
刺し子の施された襤褸などと一緒に和服や小物なども一緒にお持ちになられている方が多く、すべて一緒に査定させていただくことも可能です。
まとめて査定することで、思わぬ高値が付くこともあります。
なぜその値段がついたのかというご説明も詳しくさせていただいています。
知人やご家族から譲り受けたお品や、古くからあるお品を処分したいとお考えの時には当店を、思い浮かべていただければと思います。
無料査定は1点から受け付けております。
品物の点数が多い場合や、ご自身では整理できない状態にある場合は、現地に訪問させていただくことも可能です。
今回は東京都港区での買取でしたが、無料で全国どこへでも出張買取に伺いますので、まずはお電話にてご相談ください。
訪問当日は専門スタッフが丁寧に査定させていただき、金額にご納得いただけましたら、その場で現金でお支払いいたします。
また、出張買取以外にも、店頭買取はもちろん、宅配買取も受け付けています。宅配される前に必ずお電話にて、宅配買取をご希望の旨をお伝えください。
呂芸のヨーロッパ更紗買取お問い合わせはここをクリック↓
東京都・神奈川・千葉・埼玉・茨城・群馬・栃木といった関東一円、全国出張買取も承りますのでお気兼ねなくお問合せくださいませ。
店舗 骨董茶道具古布はぎれアンティーク着物販売・買取/各種教室/呂芸
電話 03-3398-2144
住所 〒104-0061 東京都中央区銀座1-5-7 アネックス2福神ビル6F
営業時間 11時~17時00分
買取に関する電話 0120-410-314
受付時間 9時~20時(営業時間と買取に関する電話受付時間は異なりますのでお気を付けください)
関東一円を中心に、全国無料で出張買取いたします。
関東の方はすぐにお伺い致します。