江戸期刺繍
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買取品目 | 骨董品民芸品 |
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買取エリア | 千葉県我孫子市 |
買取方法 | 出張買取 |
ご覧下さり有難うございます。千葉県我孫子市の骨董・民芸買取「骨董茶道具古布はぎれアンティーク着物販売・買取の呂芸」です。
本日は千葉県我孫子市にお住いのお客様宅へ骨董・民芸の出張査定・出張買取に行って参りました。
千葉県我孫子市は千葉県北西部の東葛地域に属し、1970年代には東京都のベッドタウンとして人口が急増した市です。その歴史は古く、江戸時代には水戸街道の宿場町のひとつ、我孫子宿として賑わいを見せ、大正時代には高台から手賀沼を見下ろせる風光明媚な場所として当時の文化人に愛され、志賀直哉など白樺派の拠点として知られております。また民芸運動の祖・柳宗悦もまた我孫子市に居を構えており、文学だけでなく骨董や民芸においても盛んであった場所だと言えましょう。
そんな千葉県我孫子市より買取をさせていただいた骨董や民芸の中から今回はくらわんか碗をご紹介したいと思います。
くらわんか碗とは江戸時代の普段使いの磁器製の雑器のことを指し、広義的に伊万里の枠に入られてはおりますが明確には佐賀県の有田で焼かれたものではなく、長崎県の波佐見焼や愛媛県の砥部焼などを指します。
くらわんかの由来は波佐見の雑器が大阪の淀川で商いをしていた煮売船「くらわんか舟」で用いられたことが始まりとされております。「くらわんか」は「食べないか」の方言で「酒食らわんか、飯食らわんか、餅食らわんか」と物を売る際の乱暴な掛け声のようなものだったようです。このやりとりは東海道中膝栗毛にも大阪名物として描かれるほどですから、当時かなり有名だったことが推察されます。
くらわんか碗の特徴は徹底したコストカットによる簡素さです。施釉は生掛、呉須は最低限、発色も良くない、成形も厚手で丈夫、まさしく使うための器、日用品に他なりません。こういった江戸時代の暮らしの雑器に美的価値を見出したのが民芸運動の祖・柳宗悦らです。生活雑器のもつ作為のない作行きを「用の美」と呼び、新しい美意識として定着させます。
戦後の高度経済成長期に民芸は大変人気を博し、くらわんか碗も抹茶碗に見立てられ茶席で用いられるほどでした。
千葉県我孫子市という柳宗悦と縁のある場所で民芸の骨董に出会うことは古美術業冥利に尽きます。今回はくらわんか碗の他、伊万里の膾皿も同時に買取させていただきました。ご蒐集されていた方はご依頼者様のお父様にあたる方で、残念ながらお亡くなりになられご遺品の整理ということでご連絡いただきました。この度はお手に馴染んだ味わいある骨董・民芸を買取させていただき有難うございました。
「骨董茶道具古布はぎれアンティーク着物販売・買取の呂芸」では骨董や民芸の買取を強化しております。
価値のわからない骨董や民芸がございましたら是非私たち呂芸にお問い合わせ下さいませ。LINEなどweb査定も無料にて行っております、是非ご活用ください。
またご自宅の整理や生前整理・終活、コレクションの処分・整理・断捨離、ご遺品の整理、そして家屋解体に伴う倉庫や納戸・納屋・蔵の整理も承っておりますのでお気軽にご相談下さい。
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