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骨董品
2022.01.31

誕生仏の買取りについて

 

誕生仏とは

誕生仏とは誕生釈迦仏(しゃかぶつ)の略で、釈迦降誕の姿を表した像になります。

釈迦は生まれたとき、右手で天をさし、左手で地をさして「天上天下唯我独尊」と唱えたとされており、その姿を模った像です。また摩耶夫人の右脇下から生れた釈迦の姿を表わしたものも誕生仏と言われております。

灌仏会(かんぶつえ)ではこの像に甘茶を注ぎます。

 

誕生仏は仏像コレクターの方から人気の高い仏像の一つとなりますが、あまり詳しくない素人の方にはなかなか価値が分かりにくい仏像かもしれません。

そこで「誕生仏の買取について」と題し、買取と査定のポイントについてご説明したいと思います。

 

 

釈迦について
釈迦は北インドの人物で、歴史上に実在した仏陀仏教の開祖として知られております。
ただし釈迦が存命していた時代は紀元前7世紀、紀元前6世紀、紀元前5世紀など諸説あり、明確に記録した資料はなく、正確な生没年はわかっておりません。
 
姓名はサンスクリット語の発音に基づいた表記ではガウタマ・シッダールタगौतम सिद्धार्थ Gautama Siddhārtha)、パーリ語の発音に基づいてゴータマ・シッダッタ(Gotama Siddhattha)とも表記されます。
釈迦は紀元前7世紀、紀元前6紀ないし紀元前5世紀の4月8日の朝、ルンビニー園の無憂樹の下で花をとろうとして右手をあげた母マーヤー夫人の脇の下から生まれ、7歩あるいて右手で天を、左手で地をさして「天上天下唯我独尊」と獅子吼(ししく)したといわれております。
実のところこの「天上天下唯我独尊」という言葉自体は釈迦が言った言葉でなく、釈迦以前に出世したといわれる過去七仏の第1仏である毘婆尸仏(びばしぶつ)が誕生した際に言ったものとされております。
しかしそれが釈迦が生まれた後に釈迦自身が誕生直後に自ら言ったと信じられるようになったものとなったそうです。
 
この「天上天下唯我独尊」ですが、現在ではしばしば「この世で自分ほど偉いものは居ない」といううぬぼれることの意味で用いられますが、これは誤用です。
釈迦の誕生を伝える漢訳仏典『修行本起経』には「天上天下唯我為尊 三界皆苦吾当安之」とあります。
これは「欲界・色界・無色界の三界の迷界にある衆生はすべてに悩んでいる。私・釈迦はこの苦の衆生を安んずるために誕生したのだから、尊いとしている」という意味で伝えております。そこから転じて「この世の人はすべてただ一人の人だから、すべて等しく尊い」と解釈されることもあるそうです。
 
そして釈迦の誕生日を祝う行事が灌仏会(かんぶつえ)です。
 
灌仏会(かんぶつえ)とは
灌仏会(かんぶつえ)とは釈迦の誕生を祝う仏教行事になります。
釈迦が生まれたネパールでは釈迦の誕生日(ブッダジャヤンティ)は5月に行われております。一方北伝仏教が伝来した地方では、一般に釈迦の誕生日は中国暦4月8日とされており日本でも原則として毎年4月8日に行われております。
日本では花祭・花祭り・花まつり(はなまつり)と呼ばれておりますが、他にも 降誕会(ごうたんえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、浴仏会(よくぶつえ)、龍華会(りゅうげえ)、花会式(はなえしき)といった別名もございます。
 
灌仏会の起源はネパールおよびインドなどで行われていた、行道と呼ばれる仏像や仏塔の周りを回りながら恭しく礼拝する供犠や、行像と呼ばれる輿に仏像など信仰対象を載せ、華美な行列を組んで寺の外を練り歩く行事が、中国を経由して日本に入ってきて現在の形になったとされております。
 
灌仏会ではこの日のために作られた小さな御堂である花御堂に誕生仏を安置します。
これには華やかな色や香りを持つ花によって仏を供養するという意味があり、花御堂は色とりどりの花で華麗に飾られることが一般的です。
そして花御堂に安置された誕生仏に、参拝者が甘茶をかけます。

これには釈迦の体を洗い清めることで子どもの身体健全や諸願成就の願がかけられております。

また、この甘茶で墨を磨り習字をすると字が上達するほか、白い紙に「千早振る卯月八日は吉日よ 神下げ虫を成敗ぞする」と書き逆向けにして柱に貼ると、害虫除けになるとも言われております。

 

記録上、日本国内で最も古い仏生会は奈良県法隆寺の聖霊会(しょうりょうえ)とされております。

行道面と呼ばれる仮面を被った人々に導かれた行列が、仏舎利聖徳太子像を載せた輿を東院から西院に移し、管弦と舞楽を奉じた後に元に戻す法会だったそうです。

 
ちなみにこの灌仏会は釈迦を本仏としない日蓮正宗などでは執り行われないそうです。
 
誕生仏の査定ポイント

ここでは誕生仏の査定ポイントをご紹介します。

①保存状態(コンディション)がよいかどうか

これは誕生仏に限らず、骨董品や美術品買取全般に当てはまる条件ではありますが、ヒビ割れや欠けなどが入ってしまったものは完品に比べると買取価格は下がります。

誕生仏の場合ですと、素材により腕や指が欠損しているものも見受けられます。そうったものは大きく査定評価価格が大きく下がる傾向にあります。

 

②購入時の領収書などは残っているかどうか

これは持ち主が誕生仏をどういったルートで入手したものか調べるためのものです。

デパートや百貨店の催事などでご購入されたもの、また有名な骨董店、アンティークショップで高額購入したものであるならば、購入価格を鑑みた買取価格を算出することができます。ただし購入した時期などもあるため当時高額だったから現在でも高額買取可能というわけではありません。

また骨董店やアンティークショップの格により商品の質が担保される場合もあります。

 

③誕生仏買取に詳しい買取業者であるかどうか

誕生仏買取に限りませんが骨董品や美術品の買取には専門的な知識が必要となります。

そのため誕生仏買取を得意とする買取業者とそうではない買取業者に分かれます。

また一般的な大手リサイクル店では骨董的価値のある作品を見分けるのは難しいため避けた方がいいでしょう。

まずは持ち主のニーズに応じた買取業者の選択をお勧め致します。

 

【誕生仏の買取について】まとめ

誕生仏は誕生釈迦仏(しゃかぶつ)の略で、誕生時に右手で天を指し左手で地を指し「天上天下唯我独尊」と唱えた釈迦降誕の姿を表した像です。

 
誕生仏の高額買取査定で気を付けるポイントとしては
①保存状態・コンディションが良いかどうか②作品購入時のデパートや百貨店、有名美術店、アンティークショップなどでの購入価格がわかる領収書は残っているかどうか③買取査定を依頼する買取業者が誕生仏に詳しい業者かどうか、などが挙げられます。

場合によっては買取業者何社かに買取査定依頼を出して問い合わせてみるのもよいかと思います。 

昨今では電話はもちろんLINEなどを用いた画像を添付するだけの簡易査定を行う業者がほとんどですので一度ご利用されてみて、ご不安でしたら相見積りをとられてはいかがでしょうか。

 
 
 

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