江戸期刺繍
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用いられる素材としては陶磁器など焼物が一般的に知られていますが、金属製やガラス製、竹製などもあります。
花入には歴史的価値のあるもの、有名作家のものなどがあり、骨董品としての価値がある花入の場合、骨董品買取として高価で買取することが可能となります。
遺品整理などで大量に出てきた茶道具の中に仮に価値のある花入があっても興味のない方や素人では判断がつかないものも多いと思います。
そこで今回は花入の査定・鑑定ポイントなどについてご分かりやすく紹介したいと思います。
お稽古用のような花入やカジュアルな普段使いの花入の場合は買取価格をつけることは難しいです。ではどんな花入が買取できるのでしょうか。
①有名な陶工・著名な作家による作品かどうか
今までに数多くの花入が日本中で生産されております。
例えば江戸時代に始まった有田焼や九谷焼などでは多数の花入が生産されてきました。現在でも伝統を引き継いだ有田焼や九谷焼の作家によって様々な花入が作られており、中には数万円から数十万円の価値を持つものも少なくありません。更に古い年代のものなら、希少価値もより高まるでしょう。
現代陶工ですと酒井田柿右衛門や徳田八十吉など人間国宝の作品は高価買取の対象となります。ただし作家の作品は工房ものと作家による一点物とに分かれることが多いです。例えば酒井田柿右衛門ですと作家による一点物の濁手と工房の分業で作られた錦手とに分かれます。濁手ですと中には数十万円の買取となるものもありますが錦手ですと数万円となることも多く同じ柿右衛門でも買取額に大きく差が生じます。
②素材には何を用いているのか
花入の素材には陶器、ガラス製、金属製、竹籠製などの素材があります。
中には美しい絵柄や模様が入れられた花入も多く、美術工芸品としての価値が高いものも存在します。これらは作家物であることも多いため高名な作家による作品ならば高額買取の可能性が高いと言えます。
③歴史的価値のある、希少性に高い作品かどうか
備前焼や信楽焼、常滑焼といった六古窯などで作られた時代の古い花入かどうかで買取価格が大きく異なります。
江戸時代末期頃ですとあまり骨董品としての価値が低くなってしまいますが、江戸時代中期以前の作品であれば高額買取されやすい傾向にあります。ただ昨今では古陶磁の評価は低ニーズと共に低くなりつつあります。当時のニーズと現在のニーズで大きく差が生じているものもありますのでご注意ください。
上記しましたように花入にはいくつかの買取ポイントがあります。しかしそれらの条件さえ揃っていれば高額買取されるというわけではありません。以下の点にご注意くださいませ。
①保存状態(コンディション)がよいかどうか
これは花入に限らず、骨董品や美術品買取全般に当てはまる条件です。
割れや欠け、ニュウなどが入ってしまったものは完品に比べると買取価格は下がります。
実際に使用するものなため特にコンディションは重要で破損したもの、汚れの落ちないものは査定が低くなります。
また花入の場合、水が漏れないかどうかも重要なポイントです。
②共箱や栞などの付属品は揃っているかどうか
これは作家物で特に重視されるポイントです。
作家による作品には共箱や栞が付きます。共箱には作家自身が銘などを直筆し自らの作品であることを保証するものです。栞などは購入時に同時に添えられているものですが、こちらもあると更にきちんとしたルートで購入した商品であるということの証明のひとつともなります。
逆を言えば、共箱のない作家作品の買取査定は低くなってしまうということにもなります。
また古伊万里や古九谷などの古い作品については時代のある箱があるとよいでしょう。
制作された当時に箱がついていなかったものも多いのですが、もし時代のある箱に収まっていましたら、当時からそれだけ大切にされてきた花入ということにもなります。箱が汚い、壊れているからといって捨ててしまわないようにお気をつけください。
③購入時の領収書などは残っているかどうか
これは骨董品がどういったルートで入手したものか保証するものとなります。
デパートや百貨店といった催事でご購入されたもの、また有名な骨董店、アンティークショップで高額購入したものであるならば、購入価格を参考に買取価格を算出できるということになります。
ただし現在の相場と当時の相場では価値が異なることもございますので、ご依頼者様が想定されている買取価格と実際の査定の際の値段が折り合わないケースもあるかと思います。
④花入買取に詳しい買取業者であるかどうか
花入買取に限りませんが骨董品や美術品の買取には専門的な知識が必要となってきます。
花入も他の骨董品買取同様に花入買取が得意な買取業者とそうではない買取業者に分かれます。
一般的な大手リサイクル店では骨董的価値のある作品を見分けるのは難しいかもしれません。
お客様のニーズに応じた買取業者の選択をお勧め致します。
場合によっては買取業者何社かに買取査定依頼を出して問い合わせてみるのもよいかと思います。
買取方法は出張査定・宅配査定・来店査定が一般的となっております。
お客様のご事情に応じて買取業者や査定方法をお選びいただくのがよいかと思いますが昨今では電話はもちろんLINEなどを用いた画像を添付するだけの簡易査定を行う業者がほとんどですので一度ご利用されてみて相見積りをとられてはいかがでしょうか。
店舗 骨董茶道具古布はぎれアンティーク着物販売・買取/各種教室/呂芸
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営業時間 11時00分~17時00分
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買取に関する電話 0120-410-314
受付時間 9時~20時(営業時間と買取に関する電話受付時間は異なりますのでお気を付けください)
この記事を書いた人
東京美術倶楽部 桃李会
集芳会 桃椀会 所属
丹下 健(Tange Ken)
創業40年の経験と知識、そして独自のネットワークなどを活かして、
お客様の大切なお品物を確かな鑑定眼で査定させていただきます。
作品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、
ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいております。
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