江戸期刺繍
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西山憲一は大正9年に福島県土湯温泉の工人・西山勝次の三男として生まれます。
父・勝次を師事し、戦後昭和22年頃こけし製作を始めました。
祖父の西山辨之助(弁之助)の辨之助型や父・西山勝次の勝次型、そして渡辺作蔵の作蔵型の写しを作るようになると、思ってもみなかった憲一らしさが醸し出され味わい深く、土湯系工人として人気を博しました。
左右非対称の表情が趣き深く素朴且つユーモラスですが、祖父の辨之助(弁之助)も向かって左眉が上る手癖のようなものがあり、その手癖まで踏襲したのかもしれません。
憲一は自身の型を作らず辨之助型や勝次型の復元に重きを置き、こけし蒐集家もそれを求めました。むしろ古作の復元にこだわっていたのは顧客の方で、憲一は求められるまま自分の作為を込めず気軽に取り組まれたことはかえって木地職人・こけし工人としての揺るぎないプライドを感じさせます。
そのためか西山憲一の作品は初期作が素晴らしいなどの年代ごとの作行きで語られることが少ないので、もしお手元で氏の作品を楽しみたいのであればその時出会ったこけしの出来やコンディションが良ければ買ってよし、写しの作品からジワリと滲み出す「憲一系」の個性を感じたら買ってよしの工人の一人ではないでしょうか。
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