江戸期刺繍
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盛美津雄は昭和30年青森県黒石市温湯生まれの津軽系こけし工人です。
大東文化大学を卒業後、祖父・盛秀太郎と父・盛眞一を師事、木地とこけし制作の技を学び昭和52年より美津雄名義のこけしを発表します。
叔父である奥瀬鉄則が平成4年に急逝したこともあり、盛秀太郎と盛秀型こけしたった一人の後継者としてのプレッシャーは想像するに難くないのですが、見事に盛秀様式を今に伝えております。
氏は平成6年当時、「祖父の仕事は、とにかく丁寧でした。その念入りな仕上げは、絶対に守っていこうと思っています。私の役目は、この盛秀型を次の世代に引き継ぐことですから。こけし作りを楽しむところまでは、なかなかいきませんね。もっと素直に、大胆になれればと思っているのですけれど。」と仰っていましたが、この頃は戦前の盛秀型も作られ、まさに盛秀の原点・ルーツを探す旅の途中だったのかもしれません。
盛秀の造形だけでなく職人としての丁寧さも守り後世に繋げていきたいという強い想いが感じられ実直な人柄であることがわかります。
こけしは工人とコレクターの距離が近いので工人の作品だけでなくお人柄に惹かれて蒐集されているコレクターの方も少なくないのではないでしょうか。
平成14年頃より体調を崩され、その一方で津軽系こけし・盛秀型こけしの需要は衰えずかえって希少性が高まり入手の難しい工人でもあります。
盛美津雄の銘も昭和50年代後半の「もりみつお」昭和60年代から平成8年の「盛みつお」、平成8年から平成16年「盛美津雄」そして平成16年から現在の「盛秀こけし美津雄」と時代ごとに変わり、そのことがこけしコレクターの琴線に触れ、現在の第三のこけしブームにおいても人気の高い工人のひとりといっても過言ではないでしょう。
盛秀型のこけしは盛美津雄と奥瀬鉄則の妻・奥瀬陽子が現在の担い手であり、次の後継者が待たれるところです。
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