江戸期刺繍
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買取品目 | 骨董品民芸品 |
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買取エリア | 練馬区大泉学園町 |
買取方法 | 出張買取 |
こんにちは、「骨董古布はぎれアンティーク着物販売/骨董古布はぎれアンティーク着物買取りの呂芸」です。
本日は練馬区大泉学園駅周辺にお住いのお客様宅に民芸品はじめ骨董の買取りに伺わせていただきました。
その中からこのたびご紹介したいのが、犬張子の木型です。
お譲りくださった方はお鷹ぽっぽで有名な笹野一刀彫など木彫の民芸品や工芸品、骨董をご蒐集されてこられたようですが、ご高齢になられ終活と生前整理を兼ね民芸品・骨董の買取りという形でお譲りいただきました。
犬張子は平安時代に宮中では犬の形をした筥を邪から祓うための道具として用いられたことが起源と言われております。また犬は出産が軽く生育がよいことから子供が生まれると犬筥に子供の産着を着せ、その産着を子供に着せ魔除けとするまじないのような風習がありました。
そういった意味合いのある犬の筥を貴族が身近なところに置いたり子供の枕元に置いたりしたことから魔除けと安産成長のお守りとして犬筥が出産のお祝いや雛道具、嫁入り道具として贈られるようにもなり、この風習が江戸時代には町民文化の中に浸透していきました。
江戸時代中期ごろには今のような立ち犬の形をした張子の犬が作られていたようです。
それまでは京都の貴族文化を踏襲した伏し犬を模した犬筥でしたが、江戸の犬張子は犬の成長の早さを表現したのか、すくっと立ち上がっております。それゆえに犬筥とは区別され、犬張子は西日本では「東犬(あずまいぬ)」と呼ばれておりました。江戸を代表する郷土玩具「江戸玩具」として認知された犬張子はお宮詣りのお祝いとして贈られるようにもなりました。
張子は粘土や木型に和紙を張り付け作る郷土玩具のひとつです。
福島県郡山の三春人形の木型を見たとき、型にも関わらず彫刻であるかの如く細かく彫り込まれたので大変驚いたのですが、今回の犬張子の木型もその細かい彫り込みには驚嘆しました。
柿渋で全体の保護と補強をし、実にいい色合いで味がありますね。本来、木型ですと紙を外す際にできる傷などがあるのですが、この木彫の犬張子にはございません。便宜上今回は「犬張子」と記述しておりますが、おそらくこれは一点ものの一刀彫の作品だと推測します。大正時代あたりまでは犬張子を祝い物として贈る風習が続いておりましたので、作行や色合いから総合的に鑑みて今作品もその頃のものと考えます。
民芸品や古道具・古民具の面白さはその用途や意味合いを見た目の味や雰囲気、風貌から想像するところですよね。郷土に根付いた民芸品やフォークアートの分野は用途不明、形状不明、意味不明な作品に数多く出会います。アフリカ部族のマスクなど拝見しますとシャーマニズム的な創造性には脱帽です。
民芸品の根底には人々の生活がありますので、様々な民芸品との出会いは多文化、異文化との出会いであり、そのこと自体に価値があるのだと感じます。
素晴らしい民芸品をお譲り下さりありがとうございました。
「骨董古布はぎれアンティーク着物販売/骨董古布はぎれアンティーク着物買取りの呂芸」では民芸品、三春人形など郷土玩具や骨董の買取りを強化しております。
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